「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

チャレンジ体験2014 

2014年09月02日 | 北山杉体験・研修

京都市では平成12年度より中学生が様々な社会体験活動に取り組む「生き方探求・チャレンジ体験」推進事業を展開されています。

当組合におきましても今年は9月1日~5日まで、京都市立衣笠中学校の依頼を受け、チャレンジ体験として4名の中学2年生をお預かりしています。

毎年、組合員さんの協力を得て、山林や作業倉庫、その他諸々の北山丸太生産に関わる仕事の経験をしてもらっています。

昨日の初日は運悪く、雨が降ってきて、しかも山林で合羽をきての作業のお手伝いは、中学生には随分、過酷な経験だったのではないでしょうか

 

それでも嫌がらず今日も八時半には御出勤(えらいっ) 早速今日の仕事場へ直行です

 今日は秋晴れ、昨日とは打って変わって、気持ちの良い日です

作業の先生がなにやらチェンソーで切っていますね。さてこの太い木は何というのでしょう?

 

  正解は「桁丸太」といいます。桁(けた)の意味は建造物において、柱間の架ける水平部材のこと。

桁丸太とは、日本建築の縁側の頭上などに横使いされた、長くて太い磨き丸太です。近頃は横使いだけでなく、ホールなどの大空間に柱として縦使いされることが多くなってきた部材です。

  山からは、丸太を長く切って出してきますが、実際使うのは必要な長さ分だけですので、このように丸太の端が、余ってきます。

  

 

そこで、この丸太の切れ端を整理する仕事が必要になります。

何の仕事でも、地味で面倒な、後片付けや不要物の処理・整理整頓が仕事にはついてまわります。

しかし、この作業を怠ると結局効率のよい仕事が出来ません。

他でチャレンジ体験をしている中学生も、他の事業所で同じような経験をしているのではないでしょうか?

 

さらにこの後、この端材を割って薪にする作業が待っています。薪は冬の暖房用燃料として必要なんです。

電動まき割り機を使うチームと斧を使って割るチームに分けて作業をしてもらいました。

 

 また、こちらの林業体験では「自然」という人間が逆らえないものと対峙しなくてはなりません。

 今日の朝一番、「うわっ、ムカデやっ‼」と大きなムカデを手でつかんだ子がいたんです!(ナゼつかむの?)

 「また、いた~‼」と大きなムカデがもう一匹発見され・・・(やめて・・・ムカデさん出てこないで)

 

 幸い軍手をしていてかまれなかったから良かったものの・・・

 やめてください。もっと怖がって下さい。自然は怖いんですから、もっと慎重にね・・・

彼は、きっとかまれた経験がないんでしょうが、激痛なんですよ

 

経験はしたほうが、学べるのですが。ただ、チャレンジ体験の間はやめてほしいです。

預っている責任がありますから・・・。

 

後3日、怪我なくチャレンジ体験を終えてもらえますように。

そしてここでの職場体験が、彼等の今後の活動に役立つことを願っています・・・。

 

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