こちら北山杉の里では、数十年前までは夏にはあちらこちらの山で「本仕込み」という作業風景が見られました。
杉の根元を伐り、倒さずに槍組みにし、木に登って皮を剥き降り、数日間日光で乾かす方法です。
木の表面だけでなく、枝葉から芯の部分の水分が抜けていくため、木肌が割れにくく、また北山丸太独特の色艶を引き出す伝統技法です。
現在では気候に左右されない人工乾燥機で乾燥させることが多い為、昔ながらの本仕込み作業は見られなくなりました。
そんな中、「本仕込み」を後世に継承すること、及びこの伝統技法を市民の皆さんに見て知って頂くことを目的に、当組合員の中源株式会社と京都森と住まい百年の会の共催で9月10日に北山杉本仕込み作業の見学会が行われます。
年に1日だけの貴重な見学会です。興味を持たれた方、参加されてみてはいかがでしょうか?
詳しくはこちら、中源さんのホームページ(ブログ)をご覧ください。
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