真如堂(真正極楽寺の)の境外塔頭で、換骨堂の名前でも知られる尼寺の元真如堂の境内でカラマツソウ(唐松草/落葉松草)の花がひっそりと咲いていました。
咲いていましたと書きましたが、おそらくカラマツソウだろうという程度の判断で、ひょっとしたら近縁の他の種かもしれません。
カラマツソウは北海道から九州にかけて分布するキンポウゲ科カラマツソウ属の日本の固有種で、花期は7月から9月なので、そろそろ花は見納めかもしれませんね。
花期になると萼片は落ちてしまい、線香花火のような棍棒型の雄しべが特徴的な花です。
和名の由来は、花のかたちがカラマツの葉に似ているということにちなみ、写真は持ち合わせていないので無料写真を探してみたところ、こちらはカラマツの近縁種のヨーロッパカラマツの葉ですが、似ていますでしょうか。
ヨーロッパカラマツ
近縁種で見たことがあるのは、3年前に京都府立植物園の植物生態園で見つけたツクシカラマツ(筑紫唐松)の花だけですが、こちらは花期が6月から7月にかけてで、カラマツソウが咲き始める頃には咲き終わるようです。
ツクシカラマツの花(過去記事より再掲。2018年6月撮影)
これまで植えられていることに全然気づいておらず、たまたま目に止まったことで見つけられた花ですが、楽しませていただきました。
毎日楽しみです。あまりお礼を言ってないので,感謝の気持ちを込めて。
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