京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ひっそりと咲いていたカラマツソウの花

2021-09-17 06:39:42 | 園芸・植物・自然環境
真如堂(真正極楽寺の)の境外塔頭で、換骨堂の名前でも知られる尼寺の元真如堂の境内でカラマツソウ(唐松草/落葉松草)の花がひっそりと咲いていました。



咲いていましたと書きましたが、おそらくカラマツソウだろうという程度の判断で、ひょっとしたら近縁の他の種かもしれません。

カラマツソウは北海道から九州にかけて分布するキンポウゲ科カラマツソウ属の日本の固有種で、花期は7月から9月なので、そろそろ花は見納めかもしれませんね。

花期になると萼片は落ちてしまい、線香花火のような棍棒型の雄しべが特徴的な花です。



和名の由来は、花のかたちがカラマツの葉に似ているということにちなみ、写真は持ち合わせていないので無料写真を探してみたところ、こちらはカラマツの近縁種のヨーロッパカラマツの葉ですが、似ていますでしょうか。

ヨーロッパカラマツ


近縁種で見たことがあるのは、3年前に京都府立植物園の植物生態園で見つけたツクシカラマツ(筑紫唐松)の花だけですが、こちらは花期が6月から7月にかけてで、カラマツソウが咲き始める頃には咲き終わるようです。

ツクシカラマツの花(過去記事より再掲。2018年6月撮影)


これまで植えられていることに全然気づいておらず、たまたま目に止まったことで見つけられた花ですが、楽しませていただきました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« をみな良し? をみな圧し?... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sdp)
2021-09-17 07:39:40
ありがとうございます。毎日いろいろなことが学習させていただいてます。

毎日楽しみです。あまりお礼を言ってないので,感謝の気持ちを込めて。
返信する
Unknown (kyotoengeiclub1923)
2021-09-17 07:47:49
@sdp 様、いつもお気遣いいただきましてありがとうございます。😊

当ブログにお越しいただいて投稿記事をお読みいただき、感謝の一言に尽きます。

また、sdp様の今後の投稿も楽しみにしております。

これからもよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。