京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

思い浮かぶのは、これ?

2018-11-03 12:53:51 | 園芸・植物・自然環境
高野川の河川敷でカタバミ(片喰)の花が咲いていました。







カタバミは日本人にとって古くから馴染みのある植物です。葉は家紋の意匠に使われ、桐紋、藤紋、鷹の羽紋、木瓜紋と合わせて五大紋として知られています。

また、本来はシロツメクサ(白詰草)などシャジクソウ属の総称である「クローバー」ですが、日本人がクローバーと聞くと思い浮かべてしまうのは、このカタバミの葉ではないでしょうか。

たとえば、身体障害者標識は通称クローバーマークと呼びますが、かたちはハート形でカタバミの葉です。それと、京都で有名なタクシー会社のマークもクローバーと呼ばれますが、かたちはカタバミです。


(カタバミの花と葉)



(本来のクローバーの葉)


それとクローバーと聞くと必ずついてくる言葉が「三つ葉」でしょうか。お吸い物の添え物などに使うミツバ(ミツバゼリ)はセリ科の植物ですが、ミツバと聞いても頭の中にひょっこり顔を出すのがこのカタバミなのではないですか(私だけかな?)。


(ミツバゼリ)


でも、それだけ、普段は雑草として見向きもしない植物かもしれませんが、私たちにとって馴染み深い植物なのでしょうね。
コメント
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