オヤジのひとり言

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最終章・・『 自前芸妓 』 ? ?

2009年12月30日 | Weblog
12/30  (水)

好評???

『 祇をんシリーズ 』

いよいよ最終章です。


自前芸妓

長い年季が明けると、

やっと自前として独立が許されます。

その頃には、

大抵の舞妓は衿替えも済んで、

立派な若手芸妓として忙しい日々を送っています。

慣れ親しんだ屋形を出て

マンション等で

一人暮らしをスタートさせる訳ですが、

これまでに苦楽を共にしてきた部屋と

お別れするのは

嬉しくもあり

寂しくもあり、

複雑な心境になってしまいます。

次にこの部屋で、

自分と同じ様に

新生活をスタートさせるであろう

未来の妹へのバトンタッチです。

屋形で生活しているうちは、

生活の事は勿論、

花街で必要な全ての事を

屋形が代行してくれましたが、

独立して自前になると、

それら全てを

自分でこなしていかなければなりません。

そのかわり、

自分で頑張って稼いだお花は

自分の物になります。

とはいえ、

マンションの家賃、

食費に着物に帯、

お稽古代や

日々の交際費など等、

出ていく金額も

少なくはありません。

「をどりの会」があれば

切符も売らなければなりませんし、

お礼やら

何やらと

気を揉む事は山の様にあるのです。

自前芸妓と聞くと、

何だか悠々自適で

好き勝手に暮らしているイメージがありますが、

実は結構大変なようなのです。

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