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魔界への誘い・京に伝わる魔界伝説その25
赤山禅院と御所を結ぶもうひとつの猿神像
御所の猿が辻をさらに北東に行った、
いわゆる鬼門筋の上に、
人知れず鎮座する古社があります。
平安遷都して間もなく延暦１５年（ 796 ）に創祀され、
猿田彦神を主神として八神を祀り、
疫病や悪霊を防ぐ道祖神として信仰されています。
祭神の猿田彦とは？
高天原から神さまを地上に先導した道案内人で、
その土地を護る神様なのです。
握りこぶし７つ分の長い鼻を持ち、
背丈は７尺（ 約２．１メートル ）、
目は八咫の鏡（ やたのかがみ ）のようで眩いばかりに光っています。
神殿を仰ぐと、艮（ うしとら ）の方角に猿の神像が安置されています。
烏帽子を被った猿が、
祓いの忌串を肩に掲げた様子は、
猿が辻の猿像とそっくりで、鬼門除けの守護神として祀られています。。
都の北東隅に「 さいのかみ 」を祀る事は、
遠くは平城京時代からの習わしなのです。
今回はここまで・・
続きは次回に・・ 
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