オヤジのひとり言

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「マイホームを買う前に・・・・」シリーズバックナンバー

2008年10月08日 | Weblog
永らくご無沙汰
読者の方から質問が

ここで、好評?????
「マイホームを買う前に知っておいて欲しい事・・」シリーズ

バックナンバーで、載せておきますね。
熱心に読んで頂いて下さっている読者の方、
すみませんでした。

ポイントその④
営業マンに売り込まれないためには?

良さそうな不動産屋さんが選定できたら、

いよいよ営業マンとのご対面です。

しかし、
マダマダどんな営業マンなのか見極めなければなりません。

どんな立派な会社であっても、

大手の業者であっても担当の営業マンによって対応は実に様々だからです。

(いきなり名前や住所を聞いてきたり、

横柄な態度だったりしたらサッサと帰りましょう)

ここで一番大切なことは、

例えあなたが気になる物件があったとしても


「いきなり特定の物件の話から始めてはいけない」ということです。

営業マンを前にしたら、

まず世間話から始めましょう。

相手があなたの話に耳を傾けているかどうかをチェックするのです。

人の話を聞かず一方的にしゃべりまくる営業マンは、

お客様のことを考えないものです。


次に、
相手が本当にあなたの話に耳を傾けているようだったら、

あなたの理想とする住まいのイメージを熱く語りましょう。

「予算・立地・間取り・ローン返済計画・これからの人生設計・・・。」

これは、
貴方がマイホーム探しで失敗しないために非常に大切なことです。

もう一度言います。

いきなり特定の物件の話から始めてはいけません。

あなたがどんな家が欲しいのかを相手に伝えることが先です。

それはなぜでしょうか?

それは次のポイントでお話しましょう。




9/28日分
ポイント⑤

営業マンの人柄をチェックするには?

営業マンが「ふむ、ふむ。」と真剣に聞いていて、

「この人だったらいいかなぁ?」と感じたら、

ここでやっと物件の話を切り出してみましょう。

 でも、
ここではあなたがさっきまで

熱く語っていたマイホームのイメージとは違う物件のほうがいいです。

例えば、
「予算は2000万円ぐらいかなぁ」と言っておいて

「あの3000万円の物件はどうかしら。」と切り出してみるのです。

たいていの営業マンは、

あなたが

「○○町の3000万円の物件が気に入っているんだけど・・・」といった途端、

さっきまで

あなたが話していた予算より高過ぎる物件であったとしても

ここぞとばかりに売込んできます。

「この物件はいいですよ!、決めた方がいいですよ!!」

なぜかというと、

お客様から特定の物件の話が出てくれば、

その物件を売ることが一番簡単で手っ取り早いからです。

ですが、

本当にお客様のことを考えている営業マンは決して売込もうとはしないものです。

「先ほど2000万円ぐらいの予算と伺いました。

あまり無理をしすぎてもいけませんから、

じっくりと資金計画を立ててから考えてみたらいかがでしょうか」

「ご予算内でも良い物件が見つかるかもしれませんよ。

宜しければ探してみましょうか?」

と、
プロとして親切丁寧なアドバイスをしてくれます。

このような営業マンがあなたにとって最良の営業マンです。

そしてそういった良い営業マンさえ見つけられれば、

「実はこの物件が気になっているの!」


改めて本命の物件の相談をしてみてもいいです。

適切なアドバイスをしてくれます。

また、
「あなたに任せるから私に合う物件を探して欲しい!」

と物件探しを依頼しても、

あなたのパートナーとして一生懸命頑張ってくれます。

このように、

話の順番として、

①まずあなたが自分の理想を伝える。

②其の後に物件の話をする。

そうしなければあなたにとって

本当に良い営業マンなのかどうか判断できません。

ですから

間違っても訳のわからない不動産業者に、

いきなり物件の話から始めてはいけないのです。

ひたすらしつこく売込まれるだけです。

「まず物件ありき」ではなくて「まずは業者選び」からです。

たとえ

良心的な営業マンに巡り合えたとしても、

やはりあなた自身も

不動産関係のチラシやインターネットの情報を

日頃からチェックしておく必要が有ります。






9/29

ここからはその中でも重要な、

物件広告についての注意点をご紹介します。

ポイントその⑥

チラシ広告のワナとは?

物件チラシに、

やたらと安い物件が載っている事があります。

売込み業者の手口は非常に単純です。

まず・

オイシイ物件でお客を釣り上げます。

あとはあの手この手で説得して売込んでいくのです。

「この物件がダメなら、これはどうですか? これはお買い得ですよ!」

「お名前と電話番号を教えてください。スグに資料をお持ちします!」と。

こういった場合、

あなたの希望物件はまるで無視されます。

釣った客には、

どれかを買わさなければならないからです。

プロの営業トークに引っかかって、

いつの間にか希望物件とかけ離れた物件を買わされるかも知れません。

 ですから、

やけに安い物件を見たら、

まず疑ってかかることです。

広告に出ている美味しそうな物件、

いわゆる「客寄せ物件」は、

建物が建てられない土地だったり、

崖が近くにあったりするものです。

 それでも、

どうしても気になるのであれば、

絶対売込まれない覚悟を決めて問い合わせをしてみるしか仕方ありませんが、

もし、

営業マンが「早く決めないと他の客が買ってしまいますよ!」

とかしつこかったら、

「では、そのお客さんに買ってもらえばいいんじゃないの?」



サラッと言ってしまえば、

その後はあまり営業してこなくなります。

とはいえ、

出来ればあやしげな物件は

ポイント①~⑤でチエックしたあなたの信頼のおける不動産屋さんに

調べてもらった方が賢明でしょう。





9/30

ポイントその⑦

インターネット情報の注意点とは?

インターネットで物件情報を検索する時、

一つ注意しなければならないことがあります。

それは、

インターネットに出ている物件は

すでに売れてしまっていることがある、という事です。

 なぜこんなことになってしまうと思いますか?

それは、

誠に言いにくいのですが、

そもそも不動産屋さんは

インターネットに掲載したことを忘れてしまいがちなんです。

売り物件を頼まれて、

張り切ってインターネットに出すのはいいのですが、

後はすっかり忘れてしまって

データ-の更新や消去をしない不動産業者が多いのです。

業者さん側としては

わざとではないのでしょうが、

これで結果的にお客様を混乱させることになってしまいます。

あなたがせっかく勇気を出して問い合わせしても、

「えっ?その物件はとっくに売れましたよ。」

「どんな物件をお探しですか? お名前と電話番号を教えてください!」と

また必要の無い売込みにあってしまいます。

インターネット情報は最新のものもありますが、

古い情報も依然として残っているのです。

この対策方法として有効なのは、

物件情報の「掲載日」を予めチェックすることです。

結構、

何ヶ月も前の物件情報が平気で出ていますよ。

*但し最近のサイトは
 こういったお客様の苦情を鑑み
 徐々に改善されつつある事を付け加えておきます。

以上が「マイホーム選びで失敗しないための7つのポイント」です。


今回は、

あなたがマイホーム探しで失敗しないために

最も重要な

「良い不動産屋さん選び」と「正しい物件広告の見方」に絞って説明しました。




10/2

他にも、

不動産で失敗しない為には、

◆住宅ローンで気をつけなければならないことは他に無いの?

◆新築がいいの?中古が得なの?

◆建売住宅は注文建築より得なの?

◆買い替えの時はどういう手順で進めるの?

◆親から資金援助してもらうときに気をつけることは無いの?

など等、

気になることは数多くあると思います。

一般的な質問については、

この後の第5章でお答えしておりますが、

お客様それぞれのプライベートな質問につきましては、

状況によって様々なケースが考えられますので

一概にはお答えすることが出来ません。

(お客様其々のご質問には、
当社スタッフが責任を持ってお答えいたしますので、
巻末記載の連絡先までご相談ください。)

でも、

貴方は

ここまでに書いてあることを実践するだけでも

大きな失敗はしないはずです。

なぜなら、

ほとんどのお客様が全く不動産の知識が無いままに

不動産屋さんの門をたたいているのですから。

貴方は

マイホーム獲得に向けて、

とても重要な

「良い不動産屋さんを選ぶ方法」を知りました。

また、

「正しい広告の見方」という知識を得ました。

これだけでも大きな差があります。

自信を持ってくださいね。




10/3

第5章 よくある悩みを一発解決!

ここでは、

よくある質問にお答えしたいと思います。

質問① しつこくされそうで住宅展示場や新築マンションの

    モデルルームに行きにくいのですが、いい方法はないの?

ちまたには

住宅やマンションのモデルルームがあふれています。

「そろそろ家造りや新築マンションを検討してみようか?」

と軽い気持ちで

モデルハウスに行くと、

たいていは

アンケートと称して名前や住所を書かされる、

その後には

各社の凄腕営業マンのかなり気合の入った売込みが待っています。

「このハウスメーカーで家を建てようかな?」

とか、

「このマンションに決めようかしら?」

とか、

大まかにでも

気持ちが固まっていたらそれでもいいのですが、

検討し始めの頃は、

あまりしつこくされたくないものです。

でも、

モデルハウスに行かなければカタログ集めさえおぼつきません。

どうしたら良いのでしょう。??????


いい方法があります。

実は、

住宅メーカーや新築分譲マンションのほとんどのパンフレットは、

良心的な不動産屋さんに頼めば、

こころよく取り寄せてくれるのです。

まずは

あなたの信頼する不動産屋さんにパンフレットを準備してもらう。

そして

「ここだったらいいかな?」

と思われる3社程度に絞ってからモデルルームに行く。

そうすれば

全く希望と合わない会社の営業マンと合う必要がなくなり、

ストレスのない落ち着いた検討が出来るでしょう。




10/4  

質問②気になる仲介手数料っていくらかかるの?

不動産業者が受け取る手数料は、

宅建業法により限度額が定められています。

売買価格のうち、

200万円以下の部分については5%、

200万円を超え400万円以下の部分については4%、

400万円を超える部分については3%、

となっています。

こう書きますと

いかにも法律らしくややこしく感じますが、

もっと簡単に計算できる方法があります。

売買価格×3%+6万円=仲介手数料

売買価格が400万円以上であれば、

この方法で計算できます。

例として、

売買価格が1000万円ならば、 1000万円×3%+6万円=36万円

売買価格が2000万円ならば、 2000万円×3%+6万円=66万円

となります。

なお消費税は別途です。





10/5 (日)

質問③今後も値下がりする土地やマンションを買う必要があるの?

世間がデフレといわれて久しいですが、

不動産もまた例外ではありません。

関西圏特に京都府南部においては住宅地も、

ピーク時に比べ

1/4~1/5にまで値下がりしているようです。

マンションも同様です。

かなりの数の新築マンションが建てられていますが、

いずれその全てが中古になります。

はっきり言って、

土地もマンションも、

今後も値下がりする可能性はおおいに有ります。

では、
マイホームは持つべきではないのでしょうか?

いやいや、
そんな事はありません。

私はずばり言ってマイホームは持つべきだと考えます。

その理由は2つあります。



10/6 (月)

まず、

①貸家やアパートに一生住み続けることは出来ない。

今の時代、

公営の賃貸住宅でない限り、

一生賃貸で過ごすことは難しくなっています。

なぜなら、

高齢者には家を貸してくれない家主さんが多いからです。

 賃貸アパートを借りる時にどのアパートにするかは入居者が選びますよね。

それと同じ様に、

誰に貸すか、

どんな人に貸すかは家主の自由なのです。

貴方が、

自分の大事な資産である貸家を誰かに貸すとしたら

「こんな人には貸したくない」といった人が必ず居るはずです。

「この人、仕事しているんだろうか? ちゃんと家賃払えるのかな?」

「この人、ずいぶん高齢だけど、
もし亡くなったらここで葬儀をするのかなあ?」

「もしそうなったら、次の借り手に嫌がられるんじゃないかなあ?」

私はこの仕事をしていて、つくづく思います。

高齢になるほど家を借りるのは難しい・・・。

貴方が現在、

賃貸住宅に住んでいるのであれば、

一生住むつもりでいても

何時かは必ず建替えの時期が来て引越しを迫られることになります。

自ら引越すつもりが無くても、

一生同じアパートに住み続けることは出来ないのです。

賃貸住宅においては、

家主さんが貸してくれない限り

いくら親切な不動産屋さんでもどうしようもありません。

ですから、

将来、

不安な思いをしないためにも「自分の家」を持つ必要があるのです。






2つ目の理由です。

10/7 (火)

②住宅ローンを組む時に生命保険に入れる。

住宅ローンを組む時には、

半ば強制的に生命保険に加入させられます。

といっても、

最近、

保険料はローンの金利に含まれているものが多く、

実際の負担はごく僅かです。

実は、

生命保険はとてもありがたいものです。

縁起でもない話ですが、

生命保険に加入しますと、

万が一、

マイホームの名義人に、

もしものことがあったら残りのローンをすべてチャラ、

つまり残債をゼロにする事が出来ます。

残されたご家族に、

ローンの無い家を残すことが出来るようになります。

 これが

賃貸住宅であれば、

その後も延々と家賃を支払い続けなければなりませんから、

残された家族の負担は計り知れません。

 私もマダマダ死ぬつもりはありませんが、

人間、

この先どんなことが起こるか誰にも解かりません。

あなたも愛する家族のことを思えば、

最低でも

「家賃のかからない家」は残しておきたいと思いますよね。

「値下がりしようが、やっぱりマイホームは必要です!」



10/8 (水)

おわりに

「はじめに」でも言いましたが、もう一度だけ繰り返します。

「限られた予算の中で、できるだけいい家を買いたい。」

そして、

人生でそう何度も無い買物だから「絶対に失敗したくない!」

これは、

誰もが同じように心から願っていることです。

私も貴方の思いがかなうよう一生懸命書きました。

今読み返してみると、

不動産業界の裏側を書き過ぎたかも知れません。

しかしこれまでの経験から、

私ども不動産業者がどうやったら

貴方と信頼関係を持ってスムーズに家探しのお手伝いが出来るのか?

それだけを必死になって考えました。

 百人のお客様には、

百様の事情が有ります、

百様のスタイルが有ります。

そして様々なマイホームへの夢があります。

チラシひとつにしても、

それが

「本当にいい物件なのかどうか」は、

不動産のプロでもなければなかなか解からないものです。

でも、

あきらめないで下さい!

第4章でも言いましたように、

あせって物件を追いかけるのではなくて、

先ずは、

「正しい不動産屋さん選び」と

「正しい広告の見方」を知ることが重要なのです。

さらに、

あなた自身も

新聞や

インターネット等で住まいに関する情報を集める努力をすれば

もう絶対に失敗などするはずがありません!

貴方はもう大丈夫です。

一日も早く信頼できる不動産屋さんを見つけて、

マイホームへ向けて記念すべき第一歩を踏み出してください。

あなたの家族が、

快適でよりいっそう幸せな暮らしを実現されることを心から願っています。



*なお、
 既存のお客様への対応を優先させていただいておりますので、
 初めてのお客様の ご質問、お問い合わせは出来るだけ
 ホームページやFAXか電子メールでお願い致します。