プロ家庭菜園家のやさい畑日記 ~相模原 清水農園~

こちら↓のブログで記事を書いています☆
Rain Note https://green-feve.com/

もう化学肥料必要なし☆ぼかし肥料の作り方

2014年04月23日 | 過去の記事
もう化学肥料必要なし☆ぼかし肥料の作り方

日本の伝統的な農法に伝わるぼかし肥料をご存知ですか?
化学肥料に頼らず、身近にあるものを使って、手作りする肥料でおいしい野菜を育てられます。

それに、手間をかけて作ることで、土や植物への思いや愛着も一層強くなり、畑仕事が楽しくなること請け合いです。

野菜を育てる途中に、元気がないなと感じた時に、栄養を補給してあげる事を、「追肥」と言います。
追肥に必要なのは、肥料をまいて比較的すぐに効果が表れてくれなくてはなりません。
有機物の肥料である、米ぬか、油カスなどは生のまま施してしまうと、一度微生物が分解してくれないと、植物の栄養になりにくいので、肥料効果が表れるまでに時間がかかってしまいます。
そこで昔の人は、あらかじめ、発酵を進めたものを畑に施すことで、すぐに肥料効果を及ぼすことをできるように工夫をしました。それがボカシです。


ぼかしの原料は身近にある、普段の生活からでてくる物ばかりです。
ぼかしを作っていると、昔の人は、身の回りの物をすべて使い切り、無駄を出さなかったのだとわかります。
生命の循環が感じられるのが、伝統的な日本の農法の特徴ですね。



☆ぼかし肥料って何?

ぼかしは米ぬかを中心に、油粕、もみ殻、おから、魚粉、などに適量の水を加え、適当に発酵させたものです。
上記のものは、そのままではほとんど、植物の栄養になりません。なので、上記のものを発酵させることなく、そのまま土に入れてしまうと、微生物がそれらを分解して、植物の栄養になる状態になるまでに、多くの時間がかかってしまいます。

だから、あらかじめ発酵させて微生物を増やし、成分が分解されて植物が吸収しやすい状態にして土に施すのです。この発酵させた肥料のことを昔の人は「ぼかし」と呼んでいたようです。


作り方
ぼかしの作り方は、あまり難しく考える必要はありません。
糠づけ用の糠床を作るのとほとんどおんなじです。

①材料

写真のように、トロブネ(ホームセンターに打っている)などの入れ物に、ぼかしの材料になる、米ぬか、おから、油粕、魚粉、かにがら、もみがら燻炭などを入れます。
材料の手に入れ方ですが、米ぬかはお米屋さんで分けてもらえます、おからは豆腐屋さんや大量に欲しい場合は、豆腐工場に行くとたくさんもらえます。その他はホームセンターで手に入ります。
必ず必要なのは米ぬかくらいで、他はあってもなくても大丈夫です。ただ、野菜作りにこだわりたい場合は、色々入れて、野菜の栄養素を充実させてあげると、良いぼかしができあますよ☆

②水分を加えて混ぜる
一番のポイントは、水分の加減です。
水分は材料に60%程度いきわたるようにします。
これ以上水分が多いと腐敗してしまいますし、少なすぎると発酵がすすまず、ぼかしが作れません。

材料に水を加えて、うどん粉を捏ねるように全体に水がいきわたるようにします。スコップでひっくり返したり、手で混ぜたりしながら、とにかく全体に水分をいきわたらせます。

水分60%の目安ですが、植えの写真のように、ギュッと材料を握って軽く触るとパカッと割れるくらいがちょうどいい水加減です。

ギュッと握って水が滴るようでは多すぎるので、材料を足して調節します。
難しく考えず、とにかく一度やってい見ると、コツがつかめます。

それができたら、容器に雨水が入らないように蓋をしておきます。

③発酵させ、乾かす。
水分量が適正だと、3日くらいで温度が上がってきて、最大、60度くらいまで発酵熱が上がります。


酸素を送り込むために、二日に一度はスコップでかき混ぜます。
一週間くらいしたら、乾燥させるために蓋を外します。(ビニールハウスなどがあると、雨水を気にせずに乾燥させられます。)
もう、一週間くらいするとからからに乾燥するので、そしたら完成です!

④使用方法
ぼかしは、追肥にも元肥にも使えます。
追肥として使うときは、対象の植物の欲する時にぼかし一握りを、1メートル程度、植物の近くにまきます。
元声として使う場合は、植え付け2週間ほど前にぼかしを土にすきこみます。

大根と白菜キムチのうま煮

2014年04月23日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


大根の煮物をする時は、味が浸みるメカニズムを知っていると、とてもおいしくなりますよ☆

≪大根煮と白菜キムチのうま≫
材料(二人)
大根・・200g 白菜キムチ・・50g 豚こま切れ肉・・100g 出汁・・適宜
醤油・・適宜 

作り方
①大根は皮をむいて乱切りにします。鍋に入れて、ひたひたに出汁を加え、やわらかくなるまで蓋をして煮ます。
②大根が柔らかくなったら、鍋に白菜キムチと醤油を加えます。少し似て味を見て、醤油で味を調節します。
③豚こま切れ肉を加えて煮ます。5分ほどにたら火を止めて冷ましたます。煮汁が冷める時に、大根に味が浸みていくのです。作った翌日に煮物やカレーがおいしくなるのは、この冷める過程を経ているからです。味をたっぷり浸みさせたいときは、温めて冷ますことを数回繰り返すと良いです。
④大根に十分味が浸みたら出来上がりです。


レシピブログで、当ブログのレシピが紹介されました☆
よろしければ、御覧下さい。