多肉のプレゼント

母が、肩を痛めて辛い思いをしていました。
近所の方に、そのことを言うと、大量の湿布をいただきました。
両親は、とても喜んでいました。

父が、お返しに、弟夫婦からもらった新品のズボンをそこの息子さんにあげようと考えました。
ズボンのことですから、ウエストのサイズもありますよね。
でも、嬉しい気持ちのお返しです。

母は、と言うと、私がお友達に上げようと思って、植木鉢に取り込んだ多肉植物を見て、ひらめきました。
「この多肉植物をあげよう。」と、言うのです。
私に、多肉の子株のとり方を教わって、あっという間に、ものすごい量の子株を取り分けました。
「あれだけあれば、もう十分だろう。」と、思う量です。
きっと、嬉しさの量だと思います。

母は、ウキウキしながら、ご近所の奥さんに、ズボンと多肉植物の子株を渡しました。
ご近所さんは、喜んでいたかどうかは、私にはわかりませんが、御礼の気持ちは伝わったと思います。

私の多肉は、いろいろなところへ養子にいきます。
私も私の子（多肉植物）が、よそでのびのび育っていくのが嬉しくて、なぜかウキウキしています。