職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

志賀直哉邸復元の話題とともに、ひさしぶりに、もう1人のわたしが現れでてきた

2008-12-21 12:47:22 | Weblog


◆けさのNHKニュースで、志賀直哉が昭和4年から9年間住んだ旧居(奈良県高畑)を、所有者の奈良学園が、当初の姿に復元するという話題を取りあげていた。

 観ているうちに、今のわたしとは違う「別のわたし」が、そっと顔をのぞかせてくるのがわかった。
 この「別のわたし」のことについて以前、触れたことがある。
 どこかに記述した記憶がある。
 けれども、いつ、どんなふうに記述したのかははっきりしない。
 そこで、いつもの検索機能を使う。
 「別のわたし」のことを考えたのが、根城公民館の脇を通るときだったという記憶ははっきりしているので、「根城公民館」で検索してみた。
 しかし、これは「文末方向に見つかりませんでした」という結果だった。
 そこで、今度は、「別のわたし」を「旅人」になぞらえた記憶があるので、「旅人」で検索すると、次の2つがヒットした。

◆1997/2/3の記述。
 朝、家を出て、公民館を過ぎ、ゆるやかな下り坂にさしかかった所で、いつも、詩句《障子の向こうから孤独な旅人のわらじの音が聞こえてくる》(←いくつかの詩句が混ぜ合わさって出来たもの)が口をついて出る。
 そして、仁科さんや今井君のことを考える。
 いつか、この「心理」にゆっくりつきあって、分析してみたいと思う。
 口をついて出てくるとき、自分は「孤独な旅人」になっている。
 自分はいったいどこに向かおうというのだろうか。

 1997/2/12の記述。
  朝、きょうも公民館を過ぎたゆるやかな下り坂の所で、《障子の向こうの孤独な旅人》について考えはじめた。
 きょうは、やや別な角度から考えた。
 「この旅人は、なぜ孤独なのか?」とか、「この孤独な旅人はどこへ行くのだろうか?」という問題が、わたしの場合、他のすべての問題に優先してしまうということだ。
 うすうすは感じていた。
 たとえば、同僚たちと教育の問題を論じているとき、自分を見つめているもう一人の自分がいる。
 そのもう一人の自分が、「孤独な旅人はどこへ行くのか」ということを問題にしているのだ。(後略)

◆やがて、「もう1人のわたし」はわたしから消えてしまい、わたしが教育の問題を論じているとき、そっと「孤独な旅人はどこへ行くのでしょうか?」と語りかけてくることはなくなった。
 志賀直哉邸復元の話題とともに、ひさしぶりに、現れでてきたということだ。


 


お好み焼き「豚玉」のレシピ

2008-12-21 12:40:27 | Weblog

〈小高風お好み焼き「豚玉」のレシピ〉

 悲しいことがあった日は、いつもお好み焼きです。
 鉄板の上でふっくらと焼き上がるお好み焼きをみていると、幸せな気分になります。
 かつて、2週間ほど、毎日、毎日、お好み焼きを焼きつづけたこともあります(/_;)。


 上の画像は、友人(真姿はん)との「焼きくらべ」です。
 どちらのお好み焼きがおいしいか、どちらのお好み焼きが「外がサクサクッ、中がフワッ」となっているかを競っています。

 同じ生地、同じだし汁と、材料が同じなのだから、焼き上がりも同じなのではと思われるでしょうが、これが違うんです。
 焼き方によって、大きな差がでます。

 焼き上がったら、コテでプロセスチーズ状に切り出し、互いの味をくらべます。
 このときは、外のサクサク度、中のホカホカ度ともに、わたしの圧勝でした(^_^)v。(←嘘!!)

 わたしの得意メニューは、豚玉、ミックス焼き、ネギ焼き、焼きそばと合体したモダン焼きです。
 きょうはこのなかから基本中の基本である「豚玉」のレシピを紹介します。生地の上に豚肉をのせ、ひっくり返して、豚肉を直接、鉄板で焼くと、脂が出ます。これが生地全体にゆきわたりうま味がでるというのが豚玉の魅力です。

(1)生地
 市販のお好み焼き粉を使っています。1人分40gです。
 だし汁は35cc。ここ(だし汁)に必ずベーキングパウダーを入れています。
 砂糖、塩、調味料等は、その日の気分で適当に入れます。(お好み焼き粉に既にいろいろなだしが入っているので、入れすぎると味が濃くなります。)
 お好み焼き粉とだし汁を軽くかきまぜて30分間ねかせます。なお、水はミネラルウォーター使用。

(2)具
 キャベツ120g、普通のみじん切りより大きめ。青ネギも入れていますが、トータルで120gを超えないようにします。
 このキャベツに、紅ショウガ、乾燥小エビを入れて、軽くかきまぜます。
 それを生地の入っているボウルに入れ、空気を含ませるように底から上へ10回くらい混ぜます。
 このあと、卵を1個入れ、黄身をつぶしてから、全体に3~4回混ぜます。
 卵をあとから入れることと、ここで混ぜすぎないのがポイントです。

(3)焼き方
 ホットプレートを210℃~220℃に温めて、油をうすくひきます。
 生地を1.5㎝~2㎝くらいの厚さで流し込みます。
 わたしは、サクサクとしたお好み焼きが好きなので、薄目に流し込みます。
 5、6分間焼きます。
 焼いているあいだに、表面に、てんかす(あげたま)をまんべんなく散りばめ、そのうえに、豚バラ肉をまんべんなく並べます。
 時間がきたら、あたりまえですけど、テコ(返し)でひっくり返します。
 ここでまた5、6分間焼いて、最後に、もう1回ひっくり返して、3分間追い焼きして、焼き上がりです。
 子どもの頃は、焼きながら、テコでペッタンペッタンとたたいて遊びましたが、絶対に、たたかないようにしましょう。

(4)仕上げ
 ハケでおもてにソースを塗ります。ソースはお好み焼きソースならなんでもいいと思います。
 わたしは、いろいろなソースを大阪から取り寄せています。
 マヨネーズで模様を描き、ソースと混ぜます。
 上から、あおのりと鰹節をふりかけ、完成。

 最後に、ホットプレートの手入れは徹底してやります。プロのお好み焼き屋さんの気分ですよ。これをやるために、わたしはお好み焼きを焼いている?のかもしれませんね。


学校通信「すこやかみなみネット通信12月号」を発行

2008-12-09 20:53:01 | Weblog


◆昨日、学校通信「すこやかみなみネット通信12月号」を発行。
 内容は、P1~3=わたしの記事
 P4=PTA活動コーナー(担当 教頭T)
 P5=保健だより「ほっと」(担当 養護教諭)
 P6=研修部だより「担当 研修主任」
 P7~10=総合文化IS通信(ブログを再編集 担当 教務主任)
 P11=1学年通信「あすなろ」(担当 1学年主任)
 P12=2学年通信「Southern CrossⅡ」(担当 2学年主任)
 P13=3学年通信「白銀南3学年通信」(担当 3学年主任)
 P14~15=部活動計画・表彰記録・生徒会活動報告&今後の計画(担当 生徒指導部)
 P16=教務月報12月&冬休み(担当 教務主任)

 さて、わたしの内容だが、今年度の「すこやかみなみネット通信」も、残すところ、あと、12月下旬特別号(地域情報交換会特集)、2月号、3月号の3回になってしまった。
 この3つの号は、学校評価や今後の対策など、いわば定番記事でほぼ埋まってしまう。
 自由度が大きいのは、この号(12月号)が最後だ。
 書きたい内容を、できるだけ早く書かなければいけないと感じている順にあげると、次のようになる。
(1)人間はかまわれないと成長が止まる
(2)すこやかみなみネットOB会について
(3)学校評議員の意見のまとめ
(4)青森県交通安全協会からの表彰について
(5)学校・家庭・地域の連携 ~真に力のある学区に~

 うまくいくと、全部書き込めるかもしれないぐらいの気持ちで、原稿締め切り日(12/2)の朝から書きはじめる(←こういう「おおざっぱ」で「ラフ」で「いいかげん」なところが、わたしにはある)。
 結果は、(1)と(2)で紙幅が尽きてしまった。
 はみ出た内容については、今後の定番記事のすき間をねらって書くことにする。

〈すこやかみなみネット12月号のわたしの記事〉

◆少し前、アビトレ代表・木下晴弘氏の講演(主催=渋田歯科 会場=みなみ公民館)を、本校の教職員数人といっしょに聞く機会がありました。
 講演の終わりのほうで「母性愛欠乏症候群」と診断された女の子の話が出てきました。
 スーザン(仮名)というアメリカの2歳児で、成長が生後5ヶ月でストップしてしまいました。
 診察した医師団は、すぐに看護士やカウンセラーなどとチームをつくり、スーザンに1日6時間以上、ことばをかけたり、あやしたり、(はじめ、スーザンは、そうされることを拒否していたそうですが)接して、接して、接しつづけたら、なんと8ヶ月後に、通常の姿(月齢どおりの身長、体重、言語能力等……)に戻ったという実話です。
 木下氏は「人間はかまわれないと成長が止まる。放置されると弱っていく生き物だ」と力説していました。
 聞きながら、わたし(小高)は、これは中学3年間の子どもたちについてもいえる……、子どもたちひとりひとりは、みんな「親にかまってもらいたい」「先生にかまってもらいたい」と思っているにちがいない……と思いました。

 話がやや脱線しますが、保護者のみなさまも、先生方にうちの子をもっとかまってもらいたいと思っていることでしょう。
 いや、みなみ中の教職員はかまい方が不足していると不満をもっている保護者も多いのではないでしょうか。
 左のグラフは、昨年度末の保護者アンケートの結果の一部です。
 他の項目は〈◎+○〉=80%~90%なのに、この項目は54%にとどまっています。
 わたしたち教職員の課題の1つだと思っています。

 かまって、かまって、かまいつづけてやる。
 かまってやる「量」だと、みなみ中の保護者は、教職員は、日本一だといわれるくらいかまってやりたいものです。

◆ただし、この「かまい方」というのは、ちょっとしたコツが必要です。わたしにも失敗の経験がありますが、へたをすると、過度な監視や管理、「過保護」に陥ってしまいます。
 「かまい方」には、粗く、A・B・Cと、3つの段階があります。

(A)子どもと一体になる段階
 子どもの世界を、子どもの目でいっしょに見て、子どもの話をからだ全体で聞いてやり、聴いてやり……、共に喜び、あるいは、共に困ってやるという段階です。
 アドバイスはいっさいしない。
 中学という時代の、子どもの心の底にある気持ちは、(本人にとっても、他の人にとっても)そんなに容易にことばで表現できるものではありません。
 中学生の心を捉えているものが、ゆっくりと動き出し、ことばになって外に出てくる長い、長い過程を、親として共にできるだけの器量を自分がもっているのか?と、たえず問いつづける努力をしましょう。



(B)味方になる段階
 存在に気づいてやる。
 いい点を共に喜び、感激する。
 子どものためにからだを張る。
 励ましつづける。信じつづける……。
 わたしのことですが、中学時代のわたしのことを親がすごく喜んでくれたことがありました。その親の姿が、ずっと自分を支えてきたように思います。

(C)自分(親の思い・考え)を打ち出す段階
 「あなたがそんなことをするなんて、お母さんは悲しい」「お母さんはこう思うよ」「お母さんはこうしてほしいんだ」と、親の思いを強く打ち出す段階です。
 この「C」の段階で注意することは、自分(親)と子どもとのあいだに「A」の層があるか? 「B」の層があるか?と問うことです。
 「A」の層が薄い、あるいは、まったくない。
 「B」の層が薄い、あるいは、まったくない。
 こういう状態での「C」というのは、ほとんど効果がありません。
 「かまい方」は、Aの量>Bの量>Cの量……となっているのが理想です。
 わたし(小高)の場合は、知らず知らずのうちに「A」や「B」がすっぽりと抜け落ち、C、C、Cの連発で子どもに接していることがあります。
 保護者のみなさまは、いかがでしょうか?
 わたしのようなタイプの方が多いのではないかと拝察いたしますm(_ _)m。
 でも、ああ、ダメだぁ~とがっかりすることも、あわてることもありません。
 Aに戻って、再出発すればいいのです。
 Bに戻って、再出発すればいいのです。
 子育てに「手遅れ」は、絶対にありません。

 そのうえで、もう少し「C」の話をつづけます。
 経験的にいうと、「C」は次の4つに分類することができそうです。
 ①具体的に教える=親が期待している行動が、どういう行動なのか、本人が具体的にわかっていないのではないか? わからないからできない。だから、具体的にかみくだいて教える。
 ②正しい情報・知識を与える=間違って「学習」しているのではないか? だから、本人の行動が、必ずしも他人から正しいと思われていなことを教える。
 ③自信をもたせる=わかっているのだけれど、行動にうつせないのではないのか? だから、よく観察し、少しでもできていること(場面)を見つけ、それを教え、ほめる。
 ④こまかくコーチする=わかっているし、やれるのだが、状況に応じて適切な行動が取れないのではないか? だから、具体的な場面をとらえて、細かな方法を具体的にコーチする。

 最後に、ノンバーバルコミュニケーションの話をします。
 子どもは、話の内容もそうですが、親の、日常の、しぐさ、表情、姿勢、態度、語調、雰囲気と「対話」しているものです。
 だから、この「しぐさとの対話」(=ノンバーバルコミュニケーション)を軽く考えてはいけません。
 わたしも教師になった頃、先輩から「教師は絶対に腕組みをするな」と注意を受けました。
 先輩は「生徒は腕を組んでいるあなたと対話しているんだよ」と教えてくれたのでしょう。
 「切れる姿」なんかもってのほか……、ノンバーバルコミュニケーションを生かす器量をもつ大人になりたいものです。

◆先日(11/27)のPTA総務委員会で、すこやかみなみネットのOB会のことがよくわからないという話題がでました。
 昨年度末の『すこやかみなみネット通信』でお知らせしたままになっているので、このスペースを使い、「OB会」のことをお知らせします。

◆「OB会」は、2008/2/28に開催されたすこやかみなみネット事業推進委員会で「OB会」の設立について話し合われました。
 その席上で決定したことは、次の2点です。
(1)すこやかみなみネットOB会を設立する。OB会の参加対象は、みなみ中PTAを退会(いわゆる「卒業」)する、あるいは退会したすべての会員。(3学年保護者に卒業時に案内状を配布する。)
(2)すこやかみなみネットの会則「(組織)第4条」を一部改正して、9番目に「OB会」を加える。
(組織)
 第4条 この会は、次に掲げる諸団体等をもって組織する。
  1.南小PTA(本部役員・総務委員会・P校外生活委員会)
    南中PTA(本部役員・総務委員会・生活指導委員会)
  2.南小・南中の教職員・学校評議員
  3.南地区社会福祉協議会(主任児童委員・児童委員・民生委員)
  4.少年指導員
  5.保護司
  6.町内会、子ども会育成会、交通安全協会、防犯協会、白銀青少協、南公民館
  7.白銀交番、白銀台駐在所
  8.その他、会長が指名する者
  9.すこやかみなみネットOB会。

 このほか、細部については、活動しながら検討していくことになっています。

◆OB会については、先月の通信でお知らせした「サポータークラブ」と同じように、今後のすこやかみなみネットの推進力にかかわる大切なテーマです。

 OB会への期待を粗く2点述べます。
(1)地域ネットワークを形成しようとするとき、学校や、安協・防犯等の団体は、専門分野に特化した活動をしていて、必ずしも他団体との連携を前提にしているわけではありません。したがって、連携するには、やはりなんらかの努力が必要です。すこやかみなみネットOB会の方々には、学校側の一員という立場を内包しつつ、地域あるいは地域諸団体の側に立ち、連携の「懸け橋」役として、より堅固なネットワーク形成のためにご尽力いただきたい。
(2)当然のことですが、OBの方々は、すこやかみなみネット設立時の労苦から得た知恵と技をもっています。それを、今後のすこやかみなみネットの独自さの維持・発展のために生かしていただきたい。〈すこやかみなみネット12月号のわたしの記事〉以上

記事中の画像は、12/3(水)のすこやかみなみネット事業・地域情報交換会の様子。ご参会、心より感謝申し上げます。撮影は志塚T。


だから、わたしは、〈お好み焼きロボット〉に、料理化しない、大阪伝統のお好み焼きらしいお好み焼きの

2008-12-04 14:24:24 | Weblog



◆前回、背広のポケットとか、ワイシャツの胸ポケットとか(←メモで膨らんでいる)、机の隅(メモのために水拭きができない)、引き出しの隅、バックの底から、忘れ去られたメモ、放置されたメモを、まさしく掃きあつめた……という話をしたが、まだまだ、バックのポケットや食卓・書棚の片隅に、放置メモが残っていた。今後、まだまだ、この放置メモが出てくる可能性があるが、とりあえず、今回、発見されたものを「掃き寄せ」る。

〈放置メモの掃き寄せ〉
・胸をはれる体験→自覚→卒業。子どもたちの未来を考えるとき、この「自覚」のない卒業は、絶対に避けたい。
・再生テスト←黙読・音読(クリアに)・書く(クリアに)
・小中連携のためには、中学教員として小学校教育に対する相当な理解の努力が必要。現在、これが圧倒的に不足。
・学校・家庭・地域の連携の中核としてのPTAに対する学校教職員としての強い支援。
・小学1・2年の授業を集中的に参観しながら、義務教育9年間の連続性を実感すると同時に、教育に携わる職に就いてよかった……と思った。
・みなみ小中(児童生徒1000人規模)の連携の意味、新しさ。
・いい旅行=いい風景(音も含む)。これが人生を支える。
・修学旅行 ①危機管理。念には念を入れて。②教育のプロと旅行のプロとの連携。③4日間で育てる量は大きい。楽しみ。
・教育について、(目の前に教育があって)語れるときに語り尽くしておかないと、きっと後悔する。また「語り尽くすこと」あるいは「語り尽くしたデータ」が真のエネルギーになる。



・修学旅行も語ろう。
・授業を語る。1授業1ポイント(しかし、くわしく)。5ポイント1000字ではなく、1ポイントについて1000字。
・学級の教育課程内学社連携(3年1組)
・教育研究と教育現場の接続機能
・深夜特急の登場人物「さくら」←かつてのわたしの(17歳の頃)苦しみ。「さくら」を描くことによって、17歳のわたしが描ける。
・登場人物を支えつづける材料の保証。ひとりひとりに「材料」が確保できるか。
・人生と風景(含観劇等)①人生のエネルギー ②この風景をあとからもう一度見ようとしても見ることはできない。
・中学生よ、旅行中、姿勢を大人にして街の光景を観よう。
・育ててくれている人への土産
・健康観察のとき「私語」がある。これをやめる。このことが「私語をやめなければならないときに自らやめる」力につながる。
・あいさつとリーダー。
・修学旅行自主研の意義は学年主任のいうとおり。しかし、校長としては自主研は、できれば、やめたい。(「第2次放置メモの掃き寄せ」以上)

◆「前回」関連をつづける。
 前回、この〈メモの掃き寄せ〉をやっている最中に「ワイン・メモ」という語を想起し、過去の記述群から検索し、「2001/05/20(日)」の記述を見つけ出したのだが、今回、また同じ作業をしたら、その2日後、すなわち「2001/05/22(火)」の記述がヒットした。

〈2001/05/22(火)〉

 このところ数日間、苦しんできた、例の「汗まみれの3時間マラソン!講演『学校教育と博物館』のレジメ。
 土曜日にレジメ完成。
 日曜日は、そのレジメ原稿をディスプレイ上にアウトプットして、項目と項目の間に「セリフ」を、ポイントを下げた色文字で打ち込む。
「セリフ」通りにしゃべるわけではないけれども、心臓が小さいので、一度書いてみないと落ち着かない。
 床じゅうに資料を撒き散らし、一日中、部屋に閉じこもる。
 教育改革という視点で、均等な密度で、整然と語りたい(要するに散文らしくということやね)のだが、今のわたしにはそれだけの力がない。
 ホンマ 凸凹や。
 まるで、お好み焼き状態。
 項目のうち、特に「学校教育と博物館が連携してつける学力」が凹。
 体験の裏付けがないから、どうにもなりまへん。
 けど、ま、今回は、自分がやれる範囲内の、最高レベルで……ということで、
 「凸凹が自分や、凸凹でええやんか」
 ということで押しとおすことにした。
 ただし、「学校・家庭・地域の窮状を正面から分析していない教育改革国民会議の提言及び文部科学省の21世紀教育新生プラン」の項目は、渾身の力を込めて語るつもりや。
 ここは、凸やね(*^_^*)。
 自分の原稿の凸凹に対して自分で納得したときは、日曜日も、もう夕暮れ近かった。
 夜、レジメ&セリフの完成を祝して、また「大地の歌」を聴きながらワインを飲む。
 再び、ワイン・メモ。
 内部の薄明、記憶と夢の無限ブレストの爆発や。

〈「ワイン・メモ」から例として抜粋〉
①きょう一日の出来事と夢との対比
②仁科源一論に全力
③在るものと在ったもの。在ったものにこだわる癖あんのんかな
④一日をオープンで終わる
⑤戦艦大和 一億特攻のさきがけ
⑥小泉首相「苦しいとき特攻を思い出す。特攻の苦しみに比べれば、これくらい……と思う」
⑦〈戦前の日本〉-〈フセイン体制のイラク+北朝鮮〉=〈ピュアの日本〉
⑧学社連携失敗の背後にある「偏った学力観」←教育危機の元凶の1つ。
⑨もっと言葉 湧いてけーへんかな
⑩もっとみんなで狂騒のママはんのとこへ行こう
⑪最近、考え抜くのん避けとるでェ!
⑫帰れ!

 朝、メモを見たとき、見る直前に「確かに書いたはずやでぇ」という言葉が、実際にメモ上にあった時の気分は、結構ええもんやね。
 それが知覚領域と無意識領域の境目やからね。(2001/05/22の記述 以上)

◆数ヶ月前、自分の過去の記述(←冊子になったもの)を、①「独創的で、あとに残すことに耐えるもの」と②「ゴミ」……とに区分する作業をしたら、ほんとうに、ほんとうに、ほとんど「ゴミ」ばかりで、ショックを受けた。
 そうなることは、もちろん、あらかじめ分かってはいたが、その比率が圧倒的だった。
 圧倒的だったことの、ショックは大きく、しばらく椅子から立ち上がることができなかった。
 打ちひしがれつつ、しかし、ひとつ発見があった。
 数少ない「独創的で、あとに残すことに耐えるもの」のほとんどが、メモから出発したものだったのだ。

◆最近、気になったニュース抜粋。
 見出し「外はカリッ、中はフワッ、お味は?…お好み焼きロボ登場」
〈記事本文〉
「お客の注文も聞き分ける〈お好み焼きロボット〉が26日、大阪・南港のインテックス大阪で開幕した国際次世代ロボットフェアに登場した。大人並みの大きさで腰の前には鉄板。ボウルの中身を混ぜて鉄板に流したり、コテを持って裏返したり。音声認識で〈ブタ玉〉〈ネギ焼き〉の注文を区別し、焼き上がるまでアニメの主題歌などを歌ってくれる。産業用ロボットのシステムメーカー、東洋理機工業(大阪市)が1500万円かけて製作。昨年はタコ焼きロボットに挑戦した細見成人社長は『サービス業でロボット利用が広がるようになれば』と夢見る。」(2008年11月26日15時45分  読売新聞)

 最近、大阪のお好み焼きは、料理化している。
 ぼてぢゅう総本家も、そう。
 大好きなオモニですら、菊水ですら。
 しかし、お好み焼きを商売にしていれば、これは当然だろう。
 「お好み焼きを料理化したらアカン」といっていれば、商売にならない。
 だから、わたしは、〈お好み焼きロボット〉に、料理化しない、大阪伝統のお好み焼きらしいお好み焼きの「外はカリッ、中はフワッ」を期待したい(^_-)。
 外はカリッ……でっせ。
 ロボットはん、頼んまっせ。
 焼き上がるまでアニメの主題歌も聴いてみたい。

焼き上がるまでアニメの主題歌も聴いてみたい。

 記事中の画像は、11/30の授業参観日の様子。たくさんご来校くださり、心より感謝申し上げます。撮影は志塚T。