職員室通信・600字の教育学

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古本屋メールマガジン4月号に、草森紳一の蔵書の記事。音更の青い空の下で、草森の細かい書き込みをみたい

2011-04-27 16:31:01 | Weblog


2011
04.27
暑さにダウンしたレオン「もう、わし、アキマヘンわ」




★古本屋メールマガジン4月号で、草森紳一――2008年3月、江東区の自宅マンションの、蔵書(4~5万冊)の山の中で死亡(心不全)――が紹介されている。
 記事の中で、2回、僕の心がドドッと波打った。
 1回目=マンガ本から和とじ本、漢籍、美術書に至るまで、草森紳一の細かい書き込みやチェックが入っていたということ。

 2回目=有志による蔵書整理プロジェクトにより、「崩れた本の山」の新しい住処が、氏の出身地にある、旧東中音更小学校になっていること。
 ああ、音更に行きたいと思った。
 音更の青い空の下で、草森の細かい書き込みをみながら、新しい住処の空気が吸いたい。
 先日、南部縦貫鉄道のことに触れたが、僕が南部縦貫鉄道に駆り立てられる気持ちにどこか似ている。

★昨日、某銭湯に行く。
 風呂の種類が、イオウ薬湯、ラヂウム鉱泉、どろんこ風呂、電気、寝風呂、打たせ湯、かぶり湯、遠赤外線サウナ、水シャワー等と豊富で、特にイオウ薬湯に興味があったからだ。
 昨夜は爆睡。
 そして、本日、やや湯あたり気味。
 イオウ薬湯が効いたのかもしれない?
 イオウ薬湯にはもう一度浸かりたいが……、しかし、もう二度と行かない。
 客のマナーがトンデモナク悪いからだ(ノ△・。)。

★以前、TVドラマ『お買い物』(脚本・前田司郎)に衝撃に近い感動を覚えた。

 福島で暮らすおじいさん(久米明)と、おばあさん(渡辺美佐子)の元に1通のダイレクトメールが届く。
 東京で開かれる高級スチールカメラの見本市を知らせるものだ。
 カメラが趣味だった若かりし頃を思い出したおじいさんは、一念発起して、20年ぶりに東京へ行こうと言いはじめる。
 猛反対だったおばあさんも、おじいさんの強引さに負けて、一緒に上京することに。
 孫(市川実日子)をも巻き込んだ珍道中で、2人のこれまでの人生が、浮き彫りになっていく。
 
 田舎のおじいさんとおばあさんが東京にお買い物に行く、ただそれだけのお話。
 2人にとっては大冒険だが、客観的には、そこにある、ゆったりとした時間と、何でもない日常。
 でも、久米明さんと渡辺美佐子さんのリアルでユーモラスな会話や、市川実日子さんとの素っ気なくも優しいやりとりを見るうちに、今、「ここ」という時空間から、どこか見知らぬ、わけのわからない、時空間に連れていかれる。
 そして、ふと気づくと、めちゃくちゃ、自分が元気になっている。

 けさ、僕のPCを置いている食器戸棚のカウンターの隅に、――ここ、2ヵ月くらいで備忘的に書き足した、僕自身の「お買い物メモ」を見つけた^^;。

・A4用紙2シメ
・画用紙大の簡易な額
・60×30板
・L金具
・ヒマワリのタネ
・小さなウッドデッキ
・カップボード
・プリンターインク
・食卓……。

 ピックアップして、簡単に説明すると(ま、くわしく説明して『僕のお買い物』という作品になればいいのだけれど^^;)――
 「画用紙大の簡易な額」は、パートナーの絵を飾るためのもの。
 「60×30板」&「L金具」は、ソファーの肘掛けに取り付けているPC台を取り換えるためのもの。
 「小さなウッドデッキ」は、そこでコーヒーを飲むというようなものではなく(*^_^*)、庭に洗濯物をほすとき、いったん庭に降りるのがめんどうなので、連続的に物干し竿までいくためのもの。
 「食卓」は、以前の記事でも触れたが、現在、検討中。
 「ヒマワリのタネ」は、猫の額のような庭を、今年の夏はヒマワリでいっぱいに……と考えている。
 「食卓」と同じく、検討中。
 でも、ヒマワリは植える時期があるから、そろそろ決断しなければ……。

★HP改造計画。
 僕のHPトップは、「Diary」部分と「教育情報」(サイド)部分から成っている。
 どちにもパッとしない。
 「Diary」部分については、ガラスの破片のように散らばった僕・僕・僕……の単なる羅列に終わっているし、「教育情報」については、ずっとさぼりっぱなしだ。

 ただ、最近、東日本大震災被災後のJR八戸線・有家駅に訪れ、津波で線路が消えた道床を、一歩、二歩と歩く「僕」に、僕はハッとした。
 ひさしぶりに「僕」に出会ったような気がした。
 この「僕」なら、ガラスの破片のように散らばった僕・僕・僕……を、結合できるかもしれないと考えている。
 被災した有家駅で、僕は、僕・僕・僕……の「超越者」を発見したのだ。

 「教育情報」(サイド)については、HP設計段階(←もうだいぶ前)では、このサイド記事を材料にして『職員室通信』を発行する手はずだった。
 これがまったく計画倒れに終わっている。
 原因として、大きなテーマ、たとえば、「学校・家庭・地域の連携方策」の連続が負担になったのではないかと思っている。

 大きなテーマに加えて、小さな記事、たとえば「短学活のスピーチ指導」とか、「指導者の目線修業」とかを積み重ねて、積み重ねていって、2週間に1回くらい、「大きなテーマ記事」+「小さな記事」+「小さな記事」=『職員室通信』というカタチだと編集が可能になるかもしれない。

















★画像は晩年のレオン。
 東日本大震災で九死に一生を得た犬のニュースを観ていたら、レオンを思い出した。
 夏、庭師が庭木を剪定するあいだ、玄関内に入れたら、暑さにダウンしたレオンが「もう、わし、アキマヘンわ」とパートナーに甘えている画像。


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渡辺美佐子のコメント=不思議なドラマ。最初に本をいただいたときは、ゲラゲラ笑いながら読みましたが、こんな何でもないドラマが、今どき、あるわけない! よくこれがドラマになるなぁ~と、びっくりしました


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