職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

安倍辞任という串で、特急つがるからの夕景と、モダン焼きと、100年インタビューとを突き刺す感じ

2007-09-21 20:37:48 | Weblog


★第2回県地域教育力推進協議会

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◆昨日、出張(第2回県地域教育力推進協議会)から、特急つがるに揺られて帰ってから、いつものようにお好み焼き(モダン焼き……生地のうえに焼きそばをならべ、そのうえから豚肉でつつみこむ)をやり、ウィスキー飲みながらTV「100年インタビュー・井上ひさし」を観ているうちに、少し飲み過ぎてしまったようだ。

 朝、目が覚め、やや二日酔いの頭で、またまた安倍首相辞任のことを考えてしまった。
 安倍辞任という串で、特急つがるの車窓から眺めた夕景と、モダン焼きと、100年インタビューとをグジュッと突き刺す感じだ。
 辞意の真相はわからない。
 しかし、こういう事態に至っていく、負の大きな流れの中核は、外因ではなく、内因、すなわち安倍首相自身である。
 具体的事案に即していえば、靖国参拝の曖昧戦術だ。
 電撃的訪中で曖昧戦術の味をしめたことが、あとあとまで尾をひき、最終的には「曖昧戦術」が首相のトレードマークのようになってしまった。
 「参拝するとも、参拝しないとも言わない」という戦術は対中国にはいいかもしれないが、首相の真の支持層には通用しない。
 先日も「アイデンティティの危機に寄り添う」で述べたが、わたしはアイデンティティを、時間(垂直)軸と空間(水平)軸の2軸に分けてとらえている。
 「時間軸」は、もちろん自己の時間的・歴史的連続性、つながり。
 「空間軸」は、所属する社会との連続性、つながりである。
 首相の曖昧戦術は、まず自己のアイデンティティを断ち切ってしまった。
 そして、心の底から支持してくれる人々とのアイデンティティをも断ち切ってしまった。
 どちらか一方がつながっていればなんとかなる……ま、できれば「時間軸」でつながっているのがベター……というのが、わたしの人生観だが、両軸とも切断されてしまった人物の、その語りでは、もうなにも動かすことができないし、また、報道パワーに打ち勝つこともできない。
 では、安倍首相はどうすればよかったのか?……←もちろん、このことについて語りたいのだが、とにかく出勤準備をしなければいけないので、ここで中断する。


★帰路、プラットホームで見つけた大阪行日本海

◆朝食は(最近のマイブームなのだが)サランラップでくるんでおいた、昨夜のお好み焼きの半分をレンジで熟成して食べる。
 お好み焼きを次の朝に食べる場合は、最初に焼く時点でサクサク度とホカホカ度のうち、ホカホカ度を強めにしておくと、おしいく食べられる。

 残念ながら昨夜はサクサク度が強かったため(←生地のうえに焼きそばをならべ、豚肉で包みこみ、ひっくり返したとき、携帯電話がなり、焼き方をコントロールできなくなったのが原因)、けさはボソボソとしておいしくない。

◆学校はきょうから第3次試験(2学期中間試験)の準備週間に入った。
 職員朝会で今週末から来週にかけてのわたしの目標を提示する。
 「試験準備週間=教師の授業力向上5原則の総チェック週間」
 子どもたちは普段もがんばっているが、今週から来週にかけて集中的に、特に狭義の学力の定着に力いっぱい取り組む期間だ。
 この集中的に取り組むプロセスに即して、本校の「授業力向上の5原則」と(生徒の)「学力向上5原則」を強く意識して取り組む、あるいは取り組ませることが、この週のポイントだ。

 補足として、(1)「この時間はみなさんの試験勉強のために自習にしますぅぅ」というのは厳禁。こんなことをやる民間塾はない。公立中学校プロ教師の威信にかけて「学力がつき、かつ楽しい50分間の授業」をめざそう!

(2)わたしは現役の国語教師の時、子どもたちが家に帰って「さあ、試験勉強しよう、なにからやろうかな?」と考えたとき、「まず国語からやろう!と思わせるために、いろいろ工夫した。
 工夫の内容は秘密だ(*^_^*)
 とにかく社会や数学に負けない工夫をした(*^_^*)。
 各教科がこういう工夫をしあうことが、家庭学習の習慣につながる。(職員朝会のコメントのおおよその内容、以上)


★安倍氏のことを考えていたら招魂社にお参りしたくなった。
ひとつの敗戦記念日やね

◆なお、みなみ中は試験準備週間=教師の試験問題作成期間であるため、休み時間など生徒は職員室に入ることはできるが、来校者は職員室ではなく、校長室に入っていただき、校長室で面談したり、支払事務をしたりしてもらっている。
 取り次ぎは、わたしがやる。

 JTB、自動車会社(ホンダA、ホンダB)、ベネッセ、はんこの水晶堂、木村書店A、木村書店B、近畿日本ツーリストA、1学年保護者、メール便業者、近畿日本ツーリストB、トップツアー、フコク生命、信用金庫……と、なかなかにぎやかだ。

◆「わいく編集部の取材インタビューに答える」のつづき(№2)をアップする。

(7)すこやかみなみネットでは次のような事業を展開している。
 A〈子ども・大人の体験活動の充実〉
  ・あいさつ運動
  ・小・中学校、公民館文化祭等への支援
 B〈地域防災・防犯対策の充実〉
  ・地域防災・防犯訓練の実施
  ・地域巡回活動(定期巡回&不定期巡回)
 C〈南小・南中PTA合同研修会&レクの充実〉
  ・思春期子育て講座の実施
  ・南小・南中合同PTA救急救助法講習会
  ・みなみネット杯小中合同レクリエーション大会
  ・小中PTA合同新年会

(8)また今年度からの新事業として

 D〈南小・南中協働による「すこやかみなみネット通信」の発行〉。
 これは、発足時以来の懸案の課題だったが、それぞれの学校通信に「すこやかみなみネット情報」の共通部分を設けることでクリアーしようというものだ。

 E〈地域行事への児童・生徒の参加奨励〉
 部活動等との調整を行い、児童・生徒を積極的に地域の行事(例=運動会等)に参加させる。
 青少年期といわれる年代に、同年代の友人や教師以外の地域の方々とのコミュニケーションおよぴ地域活動・地域行事などを通して、思いやり、協調性、感謝の心、連帯感、地域の一員としての自覚を育て、さらに大きく成長させたい。

 F〈すこやかみなみネット・ボランティア人材バンクの創設〉
 学校と地域が協働して教育活動を展開するために、すこやかみなみネット・ボランティア人材バンクの創設する。
 ◇対象=PTA会員、PTAのOB、地域の人々(原則として学区内)
 ◇活動部門(例)
 ・教科指導(含 総合的な学習・道徳等)の支援部門
 ・学校行事の支援部門
 ・読み聞かせ等図書館活動支援部門
 ・花壇づくり、後者修理等環境づくり部門
 ・登下校の安全確保、学区巡視部門
 ・部活動の支援部門
 ・ボランティアセンター部門(人材バンクの管理・コーディネート)
 最後のボランティアセンター部門を、すこやかみなみネット事業として位置づける構想だ。
 いろいろなシステムが考えられる。
 詳細は今後の検討課題である。

(9)中核となる組織は、みなみ小・中の各PTA総務委員会→小・中合同PTA総務委員会→すこやかみなみネット事業推進委員会。

 すこやかみなみネット事業推進委員会のメンバは次のとおりだ。
 ・小・中PTA 会長・副会長(総務委員長)
 ・事業内容に関連のある各総務委員=各委員会委員長
 ・小・中学校校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当者
 なお、すこやかみなみネット会長はみなみ中PTA会長、副会長はみなみ小PTA会長が務める。

(10)地域情報交換会
 地域情報交換会は、すこやかみなみネットのメイン事業で、人口11412人、4300世帯の地域の諸団体の方々が一堂に会し、子どもたちの健全育成に関して情報交換をする場だ。

 学校・家庭・地域の連携(いわゆる学社連携)は、〈情報交換の段階〉→〈連携の段階〉→〈融合の段階〉があるといわれるが、これまでのわたしの経験からいうと、実は〈情報交換の段階〉がいちばんむずかしい。
 形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換がなされないと、なにも生まれない。
 この点、すこやかみなみネットは、適切に情報交換が行われ、そのことから、ごく自然に連携・融合活動が創出されつつある。

 参加団体については次のとおりだ。
 白銀台町内連合会会長・大久保地区連合町内会会長・岬台地区連合町内会会長・白銀南公民館長・白銀地区青少年生活指導協議会会長・白銀交番所長・白銀台警察官駐在所所長・安協大久保支部支部長・安協岬白銀台支部支部長・白銀地区防犯協会会長・岬白銀台防犯協会会長・消防団第6分団長・白銀南こども会育成協議会会長・少年指導員・保護司・南小南中学校評議員・南地区社会福祉協議会(主任児童委員等)・少年指導協力員などである。

 会場はみなみ小・中の図書室を交互に使っている。
 毎回、約90名が集まるが、教職員の参加も多いのが、すこやかみなみネットの特徴だ。

(わいぐ編集部の取材に関する記事は、これが2回目だ。徐々に本論に入りつつある。まだまだつづくが、きょうのアップはここまで。つづきの3回目は後日、アップする。)


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