二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2015明治安田生命J2リーグ第11節 京都vs群馬

2015-05-03 | 蹴球

京都サンガF.C.●0-1○ザスパクサツ群馬
           84'オリベイラ
           (↑川島將)

[警告・退場]
・京都
 なし
・群馬
 なし


【全体の印象】
群馬はボールを速く動かして京都のプレスをかわしつつ一刺しを狙い、京都は前線の有田を基点に前4人で攻めようという展開。30分ごろから京都が攻勢に出るも、前後は分断気味。京都は後半から佐々木を投入し、ボールは前に運べるようになったが、ダニエルロビーニョが再三の好機逸。群馬は次第にカウンターの鋭さが増し、京都の運動量が落ちかけた終盤にオリベイラの一刺し。京都は攻守ともに詰めの甘さが結果となって現れた。


【特記ポイント】
■マンオブザマッチは富居大樹
・後半、京都の攻勢をことごとく好セーブ。
・崩れない守り→鋭いカウンターの流れを生む。
・カウンター時にボールを運びまくった江坂任も勝利の立役者。
・終盤の群馬守備陣の集中力は見事。

■京都の前後分断問題
・京都は守備偏重で、守る人は守る、攻めるのは前4人の分断状態が目立つ。
・好守をつなぐ選手がおらず、とりわけ攻撃時に厚みを出せず。
・佐々木が守→攻の切り替えをスピードアップさせたが、押し上げは足らず。
・中盤で広範囲に動く駒を置ければ、改善の余地はありそう。

■徐々に見えてくる和田色(石丸色?)
・ワントップの有田に競らせて2列目の3人が仕掛けるという意図は明確。
・この形でエリア内までは侵入できている。あとは後詰めとミドル攻撃。
・どことなく去年の愛媛FCに似てるような…(決めきれない部分含め)。
・精度を上げたいのは、有田とトップ下との距離感。有田に入った瞬間の追い越し方。
・ダニエルロビーニョのブレーキっぷりは大誤算(誤采配)。トップ下としての動き方も拙い。

■カウンターに脆い守備陣
・予測守備でなく受けに回って守ろうとしているため、ボールを速く動かされると対応が後手後手。
・つまり攻める時間が増えた時にこそ危機をはらんでいるということ。
・後半SBが中に絞って守ろうとしていたが、横パスで揺さぶられるとすぐほぐれた。守り方が不徹底。
・かといって急に足の速いDFが湧いて出てくる訳でもなく…(難)。

■悪くはない。ブレずに
・セットプレーから取れた北九州戦、取れなかった群馬戦。結果は正反対だが内容的には劣らない。
・ピンポイント攻撃頼みからは脱却しつつあり、進む方向性は間違っていないかと。
・このゲームを基準にブレないで改善していくことが大切。
・あまり慎重になりすぎず、ミスを怖れない勇敢さや大胆さを。


【本日のひと言】
グンとマシになりそうな予兆も