老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

記憶のなかの京都~「百万遍・古都恋情」(その2)~

2009年10月05日 | 記憶のなかの京都 (昭和40・50年代)
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発売日:2009-05-28
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発売日:2009-05-28

花村萬月さんの、「百万遍・古都恋情」、という長編小説については、

本ブログでも一度とりあげたことがある。

放浪の果て、昭和47年に、京都にたどりついた主人公が、

京都でさまざまな体験を重ねていくという、青春小説なのだが、

京都の市電や、

京大西寮、焼失する前のイノダ・コーヒ、

みゅーず、数々のジャズ&ロック喫茶、

銭湯、書店、映画館、パチンコ屋、○○○○○劇場など、

あの頃の京都に確実に存在し、

今はもう京都の街から姿を消した、

青春スポットが、どんどん実名で出てくる。

まるで、昭和40年代終り頃の京都への、

タイムスリップ小説とでも呼びたくなる本で、

この時代に京都で学生時代を過ごされた方が読み始めると、

止まらなくなることウケアイですよ !!!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この表紙の絵のきれいなねえちゃんにどうも違和感... (しぇる)
2009-10-05 21:21:40
この表紙の絵のきれいなねえちゃんにどうも違和感があってまだ読んでおりません。当時京都の大学生はどこでも男も女ももっさい子ばかりだったイメージが。こんなきれいなねえちゃんなんていなかったよな~、、、なんて私(をふくめ)の周りだけだったのでしょうか。
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しぇる 様 (S&Y)
2009-10-06 00:11:45
しぇる 様
この小説の主人公は大学生ではない(しいて、云えば、放浪者)のですが、デートの待ち合わせ場所は、進々堂、初デートは吉田山、京都に降り立ってからの最初の宿泊場所が、当時、全国の放浪者の溜り場になっていた京大西寮、タイトルの百万遍、と吉田界隈がふんだんに出てきます。
とにかく、当時の京都の風俗事典のような小説で、固有名詞がやたらと出てきます。それだけでも、読む価値十分なので是非御一読ください。
ウーム、表紙の女性が、当時の京都の街を歩いていた女性とは随分違う ??? 確かに、、、。
でも、しぇるさん、この表紙の女性のヘアスタイルを昭和40年代のものに変えると、本の売れ行きに影響が、、、、。



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