老後は京都で !

京都移住について考えるブログです。京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中 !

東京 ⇔ 京都の二地域居住の意味(その5)〜 「空間の経験 身体から都市へ」

2018年07月08日 | 東京⇔京都・二地域居住 & ノマドライフ
空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

私たちは、普通、身体を持った個の人間として存在し、

身体の外側は自我にとって 外部世界 であり、

どこにいようと私は私だ、、、、、、と考えている。

このような考え方をする限り、

暮らす場所を変えても自分自身は変わらない。

しかし、本当にそうなのか ?

たとえば、京都にいるときの「私」と

東京にいるときの「私」では、明らかに、違う。

たとえば、街の空気を吸っているときの 肌感覚

( 「生きている」と実感する際の質=内容 )が違う、、、

モノの感じ方や考え方が異なってくる、、、、、

何に生きがいに感じるか、という価値観も変わってくる、、、などなど。

こうしたことを敷衍していくと、

暮らしている場所=空間から独立して(切り離されて)自分があるのでなくて、

「暮らしている家」や「暮らしている街」というのは、

(ようするに自分のいる空間というのは外延部分として自我(の一部)を構成している、、、、

と考える方が自然なのかもしれない(とさえ想う)。

そう考えれば、 「暮らす場所」の選択 は、通常考えられているよりも

はるかに重要な選択( 自分自身の「内容」を選択するのに近い選択 )、、、

ということになる。

付言すれば、マルチハビテーションというのは、

定期的に「暮らす都市=空間」を変えてみることによって

自己(の内容)が固定化していくのを防ぐ意識的な行為、、、なのだろう。

( 続く )

( 追記 )

冒頭に掲げた「空間の経験」は、

人間存在にとって場所=空間の持つ意味 を考えるのに最適な書物の1つ。

以下は、その内容紹介。

「 人間にとって空間とは何か ?

それはどんな経験なのだろうか ?

また我々は場所にどのような特別の意味を与え、

どのようにして空間と場所を組織だてていくのだろうか ?

幼児の身体から建築・都市にいたる空間の諸相を経験というキータームによって一貫して探究した本書は、

空間と場所を考えるための必読図書である。

著者略歴

トゥアン,イーフー 1930年中国で生まれる。中国系アメリカ人。

オックスフォード大学で修士号、カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得。

ウィスコンシン大学マディソン校教授。

70年代に現象学的地理学の旗手として颯爽と登場し、今日では、世界的な第一人者として知られている  」

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