「Reina de Reina(レイナ・デ・レイナ)」、というメキシカン・レストランから、疎水に沿った路を、北にほんの1~2分も歩くと、
二条通りと交わる交差点がある。
その交差点の、北西の角にあるのが、細見美術館だ。
「京と江戸~名所遊楽の世界~」という企画展を開催中で、名所図、祭礼図、風俗図などを展示している。
以前は、歴史小説などを読んでいても、作中人物やあらすじさえ分かれば、
作中人物がどんな服装をしていたのだろう、とか、
その時代の、京や江戸の町が、どんな風景だったのだろう、とかは、
あまり気には留めなかったのだが、最近は、そういうヴィジュアル的側面が気になるようになった。
そして、先日、エル・マガジン11月号を、めくっていて、細見美術館で、標記の企画展が開催中ということを知り、今回の滞在中に、できれば観ておこう、と思っていたのだ。
国宝や重要文化財といったクラスの展示物はなかったが、それでも、江戸初期の京都や江戸に想いを馳せるには、十分の展示内容だった。
開催は、11月3日まで。