寺町通りのアーケード街や四条通りを歩いていると、歩行者の数が随分増えたナ、と想う。
私が京都に通い始めたのは2003年からだが、あの頃はそれほどでもなかったハズ。
そう思っていたら、京都新聞のウェブ・ニュースに、
京都の主要ホテルの今年上期の宿泊者数が過去最高を更新した、
という記事が出ていた(東京にいると、京都新聞のウェブ・サイトは、京都の日々の出来事を知るのに、実に便利に感じる)。
現在の統計のやり方を開始した2004年(上期110万人)から右肩上がりで増加、
2008年上期は125万人弱だったらしい。
この5年間で13%強増加したことになり、これは街中を歩いたときの私の体感とほぼ同じだ。
毎年2.7%づつ増えていることになる。
人数というのは実質ベースだから、この数字を経済成長率と比較する場合には、
(名目成長率でなく)実質成長率と比較することになる。
日本の経済統計では、実質ベースではマイナス、というものが実に多いから、
この低成長の時代、年2.7%の実質増加というのは凄いことだと思う。
不動産(土地)の値段というのは、その土地の生み出す収益力によって決まる、
というのが経済の原則だから、
人が集まり、人がそこで消費することを楽しむ、京都という街の不動産(土地)は、
もっともっと見直されてもよいのでは、という気がする。