salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

食わず嫌い返上?

2009-05-20 00:04:46 | 音楽
ワケあって、「演歌」を研究中。
『歌謡コンサート』、久しぶりに積極的に見た。

昔は、親が見ている「歌謡なんとか」とか
「懐メロ特集」的な番組が始まると、うんざり。
でも耳に入ってくると覚えていたりもして。

久しぶりの歌謡番組、
布施明さんの『シクラメンのかほり』はいいですねー。
完全に日本のスタンダードナンバー。
それに布施さん、ステキ。
ひよこが、「この人、歌うまいね」だって(笑)。
失礼でしょ!
作詞作曲は小椋桂さん、さすがです。

さらに新聞で、先日亡くなった
作曲家の三木たかしさんへの追悼文を
作詞家の荒木とよひささんが書かれていたのを読みました。
テレサ・テンに書いた作品への熱い想いや
「つまんない歌を書いちゃだめだ」という言葉。

演歌に限らず、昭和の音楽を作ってきた人たちの
思いやプライドや仕事ぶり。
歌手も含めて、作品に関わる人たちの「熱」が、高い。

個人的に思うのは
音楽は聞き手にとっては、消耗品みたいな面も多々あり
それは、特に今の時代は仕方がないでしょう。

でも作り手、歌い手がやっつけ仕事をしてはいけない、と。

いっとき楽しければいい、タイアップで一瞬売れればいい、
商業的にはそれもありでしょう。
でも…。

もっともっともっと、高みを目指せる人たちがいると思うんだけど。
情熱や予算、バックアップが足りない現実もあると思う。
「作品」という意識が薄い「商品」が多く、さみしい。
全部が全部ではないけど、そういうのほど目立つのかなあ。

CD売れないのは、ほかに曲を手に入れる方法があるという
それだけでないような。


ところで、なんで演歌研究中かといえば
曲を作っている知り合いから
「演歌、書かなきゃならなくなって、歌詞お願いできます?」と。
最近、まともに歌詞書いてないし
〆切が急ぎではなかったので
「演歌初めてだけど、北国体験とかないけど、いいですか?」と
念押しした上で、書かせてもらうことになりました。

最初は、あえていろいろな作品は聞かずトライ。

私の乏しいイメージ、雪、北国、荒波、旅路、酒などは
とりあえずは排除。
北国で暮らしたこともなく、荒々しい姿の日本海もまともに
目にしたことがない私が、背伸びしてもムリ。

で、実はもう9割方書けているんだけど
もっと良くなりそうな気がして、寝かしてます。
そのタイミングで、演歌研究。

情緒的でウェットな感じが苦手だったけれど
年のせいか、たんなる食わず嫌いだったのか
改めて聞けば、悪くない。

演歌って思うから先入観にとらわれるけれど
演歌もポップスも、人の想いや物語を描いていることに
変わりはない。

「演歌なんて聴かないし、書けない」と
決めつけるのはもったいない。
高みを目指す心意気で、仕上げます。



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