京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

沖の石

2011年06月15日 04時44分54秒 | 和菓子

↑京都鶴屋鶴壽庵「沖の石」

今日の記事は生菓子のタイトルから記事にしてみました。
この「沖の石」というのは、なんだかわからなかった。
わからないのは私だけかも・・・調べてみました。
『小倉百人一首』の092番、二条院讃岐の歌がある。



こんな歌です。
「わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の」上の句
「人こそ知らね 乾くまもなし 」



この二条院讃岐という女性は、いつも振られ続けていたのかな・・・。
いろいろ仕事をしたあとで出家しやはったらしい。



現代語訳
「私の袖は、引き潮でも海の中にいる岩のようです。
 誰も知らないけれど、涙に濡れて乾く暇もないのですから」
昔の人は、袖で涙を拭いていたようです。あれだけ重ね着をしていてもハンカチやタオルは持っていなかったようです。きっと袖がコペコペテカテラだったかも。


↑京都鶴屋鶴壽庵「沖の石」

彼女は、この歌がきっかけで渾名が「沖の石の讃岐」と呼ばれたらしい。
彼女は、平家の栄華と衰退を見てきたんでしょうね。


↑葛、こしあん

生菓子を食べながらこれぐらいの蘊蓄を言えるといいのでしょうね。
和菓子に教えられました。

和菓子のデザイン、袖についた涙と鼻水、白粉なんかで汚れた雰囲気かな・・・(笑)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街中のジャングルでティータイム

2011年06月14日 04時51分51秒 | 洛外


これは大阪でお茶を飲んだ時の話。
この日は雨の天気予報だったけど、雨が降っていなかったので
カンテグランデの本店に行く。
ここは、地下鉄中津駅からちょっと歩いた住宅地みたいなところにある。



マンションの地下にお店があります。
入り口には木が茂っています。
不思議な感じでしょ。
お店は結構広いんですよ。
節電でちょっと蒸し暑かった・・・。
夏場はどうなるんだろう。



これは、ロティのメープルシロップ。
ロティは、北インドの主食。
北インドではロティと呼ぶインドの主食の代表です。
家庭ではナンではなくコレを食べるのが通常。
チャパティもそうだな。
ナンを焼く壺は普通家庭ではないだろうしね。





私は最近、ロティやチャパティが好きかも。
ナンは多すぎるから。
このロティなら冷めても結構美味しいし。



これは、最近のお気に入りのモロッコ・ミント・ティー。
生のミントがたっぷり入っています。
底に氷砂糖がはいっている。





蒸し暑いこれからの時期に最適。
こういうガラスのグラスで飲むとそれらしい。
午後、ものうげにモロッコ・ミント・ティーを飲むのは
ささやかな悦楽ですね。
これで水パイプのタバコなんかあればもっと悦楽だろうな。

カンテグランデ地図

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宝がほしくば、跨ごう・・・またげ石

2011年06月13日 03時06分02秒 | 社寺

↑この表示がある奥に「またげ石」がある

檀林皇后が梅宮大社の砂を産屋に敷きつめて仁明天皇を産んだことから、子授け・安産の神としても信仰されるようになった。
それに因んだのが「またげ石」。


↑真ん中の二つの石がそうです

檀林皇后(橘嘉智子)は嵯峨天皇のの后。
伝説によると、檀林皇后はすばらしい美貌の持ち主でもあり、恋慕する人々が後を絶たず、修行中の若い僧侶たちでさえ心を動かされるほどであった。深く仏教に帰依していた皇后はこうした状況を憂い、この世は無常であり、すべてのものは移り変わって、永遠なるものは一つも無い、ということを自ら示して人々の仏心を呼び起こそうと、死に臨んで、自分の亡骸は埋葬せず、どこかの辻に打ち棄てよと遺言した。
その死骸を放置した場所が「帷子辻(かたびらがつじ)」です。
美人といっても皮一枚・・・か。



閑話休題
この梅宮大社にある「またげ石」は檀林皇后のエピソードに因んだものです。
この石を夫婦でまたぐと子宝にめぐまれるそうです。



偶然、この「またげ石」をまたごうとするご夫婦がおられました。
きっと子宝に恵まれるだろうな。
お幸せに。
勝手に撮影してしまいました。
その分、京男からも応援の念をお送りします~♪
ハヤシライスを授かりたい場合は「グリル小宝」の方へ行く方がよいでしょう。


↑百度石
京都では、まだ百度石とかお千度なんてのも現役なんですよ。



稲荷の祠はどこにもある。
いつの頃からこんなに多くなったのかな・・・。
もともとは伊勢外宮といえばそうだけど。



ここが梅宮大社の本殿です。
紹介が遅くなりました。









その本殿前の狛犬がかわいいんです。



この狛犬なら勝てそうな気がします。




↑これが猿田彦大神(右)と宇壽女命さん(左)夫妻です



さてそろそろ梅宮大社を退散するとします。
ええ?紫陽花がないって。
そうなんです。
紫陽花は、まだ咲いていなかったんですよ。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメさん、気持ちよさそう・・・

2011年06月12日 03時55分02秒 | 社寺・和菓子


今日も梅宮大社の神苑。
やまぼうし(山法師、山帽子)の大きな木が花を咲かせていた。
こうやって撮影するといい感じ。



睡蓮もちょうど見頃かな。



睡蓮の花は、きれいな形をしていますね。
花は小さいけど、蓮にくらべてスッキリシャープな印象。



睡蓮の葉の上でカメさんが日向ぼっこしている。
気持ちよさそう・・・。



このカメは、アカミミガメ。
いわゆる外来種。
最近、外来種が多くなりました。



この石橋のあたりは杜若の時期はいっぱい花が咲いているのですが
花菖蒲の時期は静かな感じですね。





梅の実もたくさんできています。
これは食べられるのかな・・・。


↑紫野源水「青梅」


↑外郎、白小豆粒あん

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅宮大社花菖蒲2

2011年06月11日 04時59分09秒 | 社寺・和菓子

↑写真で見ると妙に幻想的

昨日の続き。
今年は、花菖蒲と菖蒲がいっしょに咲いていません。
いつもなら両方みかけるのですが。
今年は変則かな。





いつもなら黄菖蒲の群生があるのに・・・・
なんでないのかな。
菖蒲も見かけないし。
やっぱり今年は変ですね。







白い花の咲いていくプロセスのような写真。
こうやって見ると白もいいものです。







今年は、ベストの咲き加減に出会えなかった。
まあ、こんな年もあります。


↑紫野源水「花あやめ」
この薯蕷饅頭は、タイトルからいくと「あやめ」ですね。
あやめは、花菖蒲と違って水辺で咲かないのが多いかな。


↑薯蕷、小豆こしあん

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花菖蒲

2011年06月10日 04時27分58秒 | 社寺
1

そろそろ花菖蒲の季節。
ということで京都を東から西へ横断して梅宮大社へ行きました。

1

梅宮大社は、古くからある神社。
初めて酒を作って神々に献じた酒造の祖神である酒解神(さかとけのかみ。大山祇神)、およびその御子神である酒解子神(さかとけごのかみ。木花咲耶姫命)、その夫の大若子神(おおわくごのかみ。瓊々杵尊)、孫の小若子神(こわくごのかみ。彦火火出見尊)を主祭神として本殿に祀る。相殿に嵯峨天皇、その子の仁明天皇、嵯峨天皇の后の橘嘉智子(檀林皇后)、橘嘉智子の父の橘清友を祀る。

1

お酒の恩恵をうけている方は挨拶にいかないといけませんね。

1

また、檀林皇后が当社の砂を産屋に敷きつめて仁明天皇を産んだことから、子授け・安産の神としても信仰されるようになった。





この梅宮大社、梅、桜、菖蒲、そして花菖蒲や紫陽花がとてもきれいです。
今年はちょっと花が遅れ気味だけど、花菖蒲が咲いていました。





花菖蒲の花言葉は「うれしい知らせ、心意気」
どんなうれしい知らせがくるんだろう・・・。



泉鏡花が詠んだ歌で
「わが恋は 人とる沼の 花菖蒲(はなあやめ)」
というのがある。





どういう意味なんだろう・・・。
「人とる沼」とは、人を呑み込む沼、人が溺れたことのある沼というような意味かな。
そこには花菖蒲が咲いている。
鏡花さんのしてはった恋のお相手は、一見清楚やけど、深みにはまっていくととても危険な女性だったのかな。そうかそういう危うい恋をしたはったのかな。
なんか怖いですね。





確かに花菖蒲は、凛としているけど、艶やかな感じですよね。
うまい歌を詠むはったものです。

梅宮大社地図

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビストロはいいな・・・

2011年06月09日 04時54分20秒 | 

↑本日の日替わり前菜 オマールエビのテリーヌ

先月、大阪に所用でいった。
お昼になり、ランチを食べる。
ちょっとご無沙汰のビストロ・ダ・アンジュへ。
ここは、大阪でも老舗の部類はいる。
1972年創業だもの。同い年だ・・・なんて言ってみたい(笑)
当時は、ビストロという言葉もグルメなんて言葉もなかっただろう。
ということは、創業当時から行っていることになりますね。


↑パルマ産14ヶ月熟成芳醇切りたて生ハム お野菜のピクルス添え

ちょうどフランス料理を食べ始めて時期。
その前に心斎橋にあった新宿中村屋でライフとフォークの特訓をしていました。
当時は簡単なコースがありました。
カリーもね。
あの頃、インド料理なんてなかったもの。


↑鶏もも肉のコンフィ 粒マスタードソース



そうそうインデアンカレーもその頃から大阪梅田三番街にあった。
自由軒ももちろんありました。
当時はまだ二代目のおっちゃんがいてはった。
名物のおねえさんがとても若かったし。
千日前デパートが火災にあったのが1972年だ。
ほとんどの人はそんなことを言ってもしらないだろうな。


↑鹿児島黒豚のローズマリートマト煮込み



当時蓬莢の豚まんが一皿2個で60円だった。焼売が一皿5個で70円。
天牛書店が大阪南にあった。
よく古本を買いにいきました。
近くに「たこ梅」があった。
鯨のさえずりのおでんが美味しかったのをいまでも覚えています。
きっと孫やひ孫ができたら、「おじいちゃんはな、シロナガスクジラの尾の身を刺身で食べた!さえずり(舌)の煮込みも食べた!美味しかった♪」と言ってやろう。クロマグロなんてのも鴨川に遡って来たから、手づかみで捕って食べておったわい。などと言っているかも。フフフ・・・。
ひょっとしてその頃には、クローン技術でつくれるようになっているかも。
昔のスタートレックに出てきたように、例えば「三蔵法師の生き肝」と機会に向って言ったら手頃な材料でモノを作るようになるかもね。


↑クレームキャラメル(カスタードプリン)アイスクリーム添え



そういえば大阪万博って1970年開催だ。
いま思うと黄金時代だったな。


↑苺とさくさくパイのミルフィーユ



ながながと写真と関係ないことを書いてしまった。
まあ、そんな日もあるわな。

このビストロ・ダ・アンジュには、グレードが変わっていない貴重なお店。
いつまでも舌を喜ばせてほしい。


「ビストロ・ダ・アンジュ」地図

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なでしこ

2011年06月08日 04時32分07秒 | 和菓子


なでしこ(撫小)は、ありそうでない花です。
植物園に行くとあるのかな・・・。
「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ
和歌などに多く参照される。
古く『万葉集』から詠まれる。季の景物としては秋に取り扱う。
『枕草子』では
「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、
当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。
また異名である常夏は『源氏物語』の巻名のひとつとなっており、
前栽に色とりどりのトコナツを彩りよく植えていた様子が描かれている。



「常夏」(とこなつ)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。
第26帖。玉鬘十帖の第5帖。
巻名は光源氏と玉鬘が常夏の花(撫子)を
詠んだ和歌
「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」
に因む。
そうなんですね。
でも『源氏物語』は読んだことがないな。



常夏の花ってネットで調べると赤くて夏っぽい花ですね。
はじめて知りました。


↑紫野源水「なでしこ」


↑煉切、白小豆こしあん


↑千本玉寿軒「撫子」


↑こなし、白あん

Twitter→@kyo_otoko
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちりめん山椒を炊く

2011年06月07日 04時14分40秒 | 
スーパーやデパ地下に山椒の実が売っている。
これを見ると作りたくなる。
ちりめん山椒って完成品が売ってはいます。
でも高い!
いっぱい食べたいと思うのは私だけ?


↑今年のはちょっと不揃いできれいでないかも

ちりめん山椒、京都人はご贔屓のお店がある。
お漬物もそうか。
まちがって違うものを手土産にすると嫌な顔をされう。
難しいですよ。京都人同士のギフトは。


↑掃除するとこれだけゴミがでます


↑これで完成。ちょっとぐらい枝が残ってもきにしない

さて、今年も作ることにする。
山椒の実の掃除が手間なんです。
だから、たくさん山椒の実は買えないんです。
シーズンが早かったからあまりいい実が売ってなかった。
まあ、味はあまり関係ないだろうし。
国産ならそれでいい。
時々、国産でないのもあるらしい・・・。


↑これは300グラム1000円ぐらいのもの。これで充分です。

ちりめんじゃこも安く売っているのを購入。
いいのは、100グラム2000円以上するのですよ。
この「ちりめんじゃこ」って、ほかの地域で通じないことがありますね。
関東方面は特に通じない。

ちりめんじゃこ(縮緬雑魚)は、イワシ類(カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・シロウオ・イカナゴなど)の仔稚魚を食塩水で煮た後、天日などで干した食品。
小さくて着物の縮緬に似ているからそういう名前がついたかな。
関東方面では、シラス干しといいますね。
関係ないけど、うなぎの稚魚はしらすうなぎといいますね。
このちりめんじゃこも国産でなくて外国のものが多くなりました。
安いけどね。

ちりめん山椒をつくる時のじゃこは、小さめで身がしっかりしているのがいいですよ。ベストは、「赤はら」というおなかに赤い子をもっていて、色が黒い目のものがいいです。煮ている内にどんどん大きくなってしまうからです。
いつか、できあがったちりめん山椒を三枚におろして食べました!(冗談です)



◆今回作った材料
・じゃこ・・・500グラム
・実山椒・・・大さじ14~20杯(好みです)
・酒・・・大さじ8~10杯
・濃口醤油・・・8~10杯
・薄口醤油・・・8~10杯
・みりん・・・小さじ8杯
・砂糖・・・適宜
・生姜・・・好みで

◎山椒下処理
山椒の実は、枝から実を外す。これが大変なんです。


↑お湯はたっぷりで

◎山椒を茹でる
鍋にお湯をたっぷり沸かし、そこにお掃除した実山椒を入れる。
この時、塩を入れる場合もあるそうです。
冷凍庫で保存するのなら塩は必要ないかも。
茹でる時間は、沸騰したところに入れて約5分ぐらいかな。


↑冷蔵庫の製氷皿のお掃除をかねて氷をいれる

茹であがったら、すぐに冷水にとる。私は、氷水にした。
ひょっとして色がきれいになるかも知れへんと思たから。
水を時々替えながら、半日ほど置く。
この置く時間でしびれる感じが調節できるようです。
それが好きな人は、1時間ぐらい。
ちょっと苦手という人は半日かな。
私は1時間ね。


↑今回は金属製の笊で軽くお湯に通しました

◎ちりめんじゃこの下処理
ちりめんをイカキ(ざる)にあけて、沸騰したお湯をそそぐ、
箸でちりめんをざっくりほぐすようにして、汚れなどを落とす。
この作業を二回程度する。


↑水はこれぐらいがいいかな。お酒をこの時入れる。

◎さて炊いていきましょう
フライパン(鍋でもいいけど)にちりめんを入れ、お湯をそそぐ。
量は、ちりめんの半分ぐらい浸かる程度。
そこにお酒を入れて、中火で沸騰させる。
※今年はこの時点でほんの少しお砂糖(三温糖)をいれました。
甘味というより味に奥行きが少しほしかったからなんです。
生姜の薄切りをいれるを少量いれるとくさみ消しになりますよ。


↑お醤油をいれて炊く。焦がさないように!

ざっくり混ぜながら、ちりめんにお湯を含ませるように炊く。
この炊く作業の時、ちりめんを潰さないようにやさしく混ぜること。
仕上がりが煮崩れてきたなくなるので注意。
この作業は、醤油をしみ込みやすくするためと
ちりめんの仕上がりが柔らかくしっとりするという二つの意味があります。
※濃い味で固いのが好きな人は、お湯を少なくしてさっと炊くのがいいでしょう。
※後の作業のお醤油も濃口のみで作るという方法もあります。

水分が底にたまるかたまらないかぐらいまでになったら、弱火にして。醤油を入れる。
全体をまぜながら炊いて行く。
これから先は焦げ付かないように注意。

醤油を加えてしばらくしてから、みりんを入れる。
注/みりんは醤油の後に入れること。
みりんが先になると仕上がりがべたっとしてしまうのでご注意ください。


↑山椒を投入

◎山椒を入れる
全体に水分がなくなってきたら、実山椒を入れる。
水分が鍋の底にたまらなくなるまで炊く。
焦げ付かないように注意。
保存性を重要視したい人は、水分が全く染み出さないぐらいまで炊く。
しっとりとしたものがいいという人は、多少水分があってもいい。


↑これぐらいになると完成

◎乾かす
炊き上がったら、大きなイカキ(ざる)にあけて、時々まぜながら、
直射日光のあたらない風通しのよい場所で乾燥させる。
炊き上がりは、水分が出るので下に何か敷き、水分を受けること。
2、3時間も干すと、ちょうどいい具合に水分が抜け、色もそれらしい色になってくる。



これで完成。
作りたてを大根おろしで食べるのが好き。
贅沢にいっぱいいただけます。
幸せ~♪

実山椒をみかけたら炊いてみてはいかかでしょう。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もち米が好き♪

2011年06月06日 04時42分51秒 | 

↑イーサンBセット、京男注文

最近、なぜかインド料理系を食べなくなった。
季節的なものかな・・・。
カレーも少ない量しか食べない。
自分でも戸惑ってしまう。


↑牛肉のスパイシーハーブあえ


↑スープ

先日、京女とタイ料理に行くことになった。
二人の食べたいものが一致する。
お店は烏丸今出川北西のイーサン。


↑青パパイヤのスパイシーサラダ

京女は初めてのお店。
ここは、タイ料理のバイキングがあります。
この時は取りに行くのが邪魔くさいから定食を注文。


↑鶏から揚げ

特に私は、前から気になっていたコースを注文。
なにがって?
ライスのかわりにもち米を食べたかったんです。
東南アジアでは、もち米もよく食べるそうです。


↑篭をあけるとカオニャオ

いわゆるカオニャオ、つまりもち米です。
もちもちとしたずっしりとした食感、腹もちがよいのが特徴です。
手で食べるのが特徴です。
定食の左下にあるのがフィンガーボール。
焦って飲んではいけませんよ。
下側の真ん中の篭の中にもち米が入っています。
タイ料理ですから、タイ米の長米風のもち米。


↑カオニャオ

手の指先をフォンがーボールでしめらせ、一口ぐらいの小さなおにぎりをつくります。
それでソースにつけたりして食べるのです。
なれるといいすよ。
もち米が好きな京男にはうれしい。


↑スコタイセット(京女注文)

そうそう私はインディカ種のお米が好き。
どちらかというとジャポニカ種はあまり好きじゃないかも。
1993年の米騒動(細川政権・・・なつかしい)の時、お米を輸入してインディカ種と日本のお米の抱き合わせで売っていた。
みんなからインディカ種をもらっていた。
あの時はうれしかったな。


↑牛肉のスパイシー炒め


↑鶏肉入りレッドカレー

それからタイ料理は食べる時、ナイフを使わないですね。
フォークとスプーンで食べるのです。
お肉などを切る場合は、フォークで押さえ、スプーンの背で切ります。


↑鶏肉入りココナッツミルクスープ


↑鶏から揚げとサラダ

カレーなんかの場合は普通のお米の方が合いますね。
京女の方のセットはカレーのセット。
彼女はタイカレーが好きなんですよ。
夫婦で利害が一致しております。


↑デザート

このお店はタイ人の方が多いかもしれません。
タイのお袋の味なんでしょうね。
人気があります。
こういうお店が東山にも欲しいものです。
ベトナム料理もあるとうれしいな。


イーサン地図

※付録
・本日6月6日芸事を始める日ね。
6歳の6月6日にはじめると芸事が上達するそうです。
京女も琴三弦を、この日に始めたんだろうな・・・。
お師匠さんなんです。教えていませんが。
ケンカをしたら、三味線のバチで首を切られたり、琴の糸で首を吊られたりするかも。(なつかしいでしょ)

・オーメンの日でもある。
6月6日6時に生まれた人っているかな・・・頭皮に666のマークがるのが特徴。
そういえば今日お誕生日の人を二人しっています。
お誕生日おめでとう♪

・うどん
今日うどんを食べるとラッキーになるかも・・・それは「おめん(↑のオーメンをひっかけて)」でね。(ローカルネタでした)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛇籠?

2011年06月05日 05時33分46秒 | 和菓子


今年は梅雨に早く突入してしまった。
梅雨明けはどうなんだろう・・・。
普通なら来月の祇園祭の宵山ぐらいが標準なんだけどな。



昨日と今日は梅雨の中休み状態。
太陽がでてくると暑い。
百貨店や公共交通は、冷房が弱くて蒸し暑いですね。
経営者は節電といいながら固定費を節約して利益を確保しているのが原因だな。
お客さまのことを一番に・・・なんて嘘ばかり。
政治屋だって、官僚だって同じ。
国民のことなんか考えていないだろう。
彼らは嘘がばれていないと思っていないのが不思議。
そろそろ国民は怒った方がいいかも。
テレビをつける気にもならない。
そういえば我が家は地デジは参加しないことにしました。
テレビももういらないので廃棄します。
必要ならネットで観ればいいしね。



本題から離れてしまった。
もとに戻します。
先日手に入れて上生菓子の題が不思議だった。
その題が「蛇籠」。
上生菓子との名前としては不似合いでしょ。
調べてみました。


↑こんな感じのものです

蛇籠(篭)の名称は、その形態が蛇に似ているところから名づけられたものである。あるいは、昔から河には蛇の伝説がつきものであったため、それに由来しているという説もある。 江戸時代から編纂されていた国語辞書「倭訓栞」(わくんのしおり)に、「じゃかごとは蛇の形に似た石籠である」とあるように、元来蛇籠は円筒形のものに限られていた。
そうよるに石が崩れたり、流れたりしないように網で止めてあるものなんだ。



そういえばこんな状態を見たような見なかったような・・・。



あまり風流な感じじゃないけどな。
なんで上生菓子のタイトルなんだろう。
梅雨だから治水風景みたいなものを表現したかったのかもしれませんね。


↑紫野源水「蛇籠」


↑羽二重、白小豆こしあん
この生菓子撮影終わり片付けていると手にくっついた。形が崩れたらから思わずパクッと食べた。美味しかったですよ。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒濤の中華・・・デザート編

2011年06月04日 04時49分05秒 | 

↑小龍包(ショーロンポー)、スープはでなかったし。

昨日の続き。
本日は飲茶系統。
よく食べるでしょ。
たぶん写真は撮ってないけど、胡麻団子とか注文していたと思う。
家族が多いということはすごいことですね。


↑焼売(シュウマイ)


↑海老入り蒸し餃子

みんながこうやって一つのテーブルを囲み。
美味しいものを食べるというのは本当に幸せなことだと思う。
瞬間瞬間の幸せをしっかり感じました。


↑中華ちまき


↑中身はこんな風

これで、一人2,800円(税・サ別)は、安いかもしれませんね。
二人ぐらいで来るとちょっと辛いかもしれません。
大勢ほど楽しいです。


↑タピオカ入りココナッツミルク


↑杏仁豆腐


↑フルーツ


↑本日のプリン


↑中国風蒸しカステラ

みんな満腹になったのはいうまでもありません。
御馳走様でした。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒濤の中華バイキング

2011年06月03日 04時31分45秒 | 洛外

↑鮮魚の玄米クレープ巻き


↑スープ

これは一ヶ月以上前の話。
このまま放っておくのはもったいないので写真をだしてみます。
我が家全員と私の両親でお墓参りをし、その後の食事でした。


↑くらげの冷静

8人になると中華とあいなります。
両親の好みで京都ホテルの桃李へ。
このぐらいの人数では席を確保しなければいけない。


↑野菜あんかけ揚げそば


↑春巻


↑大根もち

今日と明日はその記録。
すごい量でした。
オーダーバイキングだからよいのですが。


↑季節野菜の炒め


↑麻婆豆腐


↑牛肉細切りとピーマンの炒め

注文の取りまとめが大変なんです。
しかも残したら悪いからきっちり注文。
全員のお腹の具合を計らないといけない。
しかも好みが違うしね。


↑芝海老のXO醤炒め


↑青谷梅の炒飯

明日に続く。


からすま京都ホテル「桃李」地図

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平安神宮にも地主社がある?

2011年06月02日 04時30分52秒 | 社寺


今回気づいた小さな祠がこの地主社(じぬししゃ)。



役割は、平安神宮創建の頃より境内の鬼門(東北)に配置したります。
だからなんとなく暗い雰囲気なんですね。
清水寺の地主神社もそうなんだろうか?



なんとなくミステリアスな雰囲気でしたね。
鬼門のエネルギーが集まってきているのかな・・・。



見上げるとそんな雰囲気でした。



ここは、泰平閣(橋殿)。
ここに座っていると気持ちいいですよ。
鯉や亀に麩をやったりしていると時間の経つのをわすれます。
いい風が吹いてくれるんですよ。





人工の池とは思えない。
いい風景です。



「石柱」
高札から引用してみます。
この石柱は天正年間(四百二十余年前)豊臣秀吉公が造営した三条五条大橋の橋脚で、当神苑内には五十数個が保存して居り、中には「津國御影天正十七年」と銘のあるものもあり中神苑の飛石にもこれらの石材が使用されています。
あの飛石はそうなんだ。



ここは社務所。



これは行事なんかをする時に手を清めるためのもの。



建物のところの飾り。
よく見る模様。
でもなにをあらわしているのかわかりません。

Twitter→@kyo_otoko
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河骨

2011年06月01日 04時09分14秒 | 風景・和菓子


さてこれが河骨(こうほね)。
いまが見頃なんです。
でも遠い水の中に生えているからアップで撮影できない。



この植物、水中にある根茎が白くて
骨のように見えることから、不気味な名前になったそうです。





根茎が見えるまで近づけないから白いのかどうかわかりません。
この河骨の根茎は漢方薬になるそうですよ。
二つ割りにして干して、止血剤や浄血剤、強壮剤として使われる。
偉いんだ・・・。



白い睡蓮が綺麗。
水に映った感じが好き。





平安神宮にいる魚や動物たちは幸せそうですよ。
でもそれないに競争はあるんだろうな。



アオサギなんかは生物相の頂点近くにいる存在だから堂々といています。



亀も気持ちよさそう。
この亀はイシガメだろうかクサガメだろうか。
クサガメっぽい雰囲気ですね。
クサガメって「臭亀」って書くのご存じですか?
飼うと生臭い匂いがするんですよ。
イシガメはそういう匂いはしない。
不思議ですね。



いい風景でしょ。
見とれてしまいますよ。


↑長久堂「七変化」
もう梅雨ですね。平安神宮には紫陽花は群生してはいません。
でも色合いや質感が雨の日に、ぴったりなのでこの生菓子をだしました。


↑淡雪かん、味甚かん、赤こしあん

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする