京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

上等の水羊羹?

2019年07月12日 06時24分24秒 | 風景・和菓子
蓮の花が咲く時期になってきましたね。
これを見るとなんか仏教的な雰囲気やね。
極楽浄土〜〜。



最近、芸能人とかがよう死なはります。
コメントは大抵「●●さんは、天国へ旅立たれました」とコメントしてはります。
「●●さんは、極楽浄土へ旅立たれました。南無阿弥陀仏」とはいいませんね。
なんでやろ?
結婚式の時かて、アーメンさんでなかっても教会で結婚式をしたりしますやろ。
クリスマスだって騒ぎますよね。あれってアーメンさんの方では、讃美歌を歌って終いというのが多いらしい。
花祭で甘茶でかっぽれなんてのはあまり聞いたことがない。
日本人って不思議ですね。



そういえば7月15日から盂蘭盆(うらぼん)やね。もっとも旧暦なんでちょっと違うと思うけど、そんな細かいことはいいません。
三元(さんげん)ってご存知ですか?
豚の種類じゃないですよ。・・・三元豚ってあったっけ?
中国の道教の行事なんです。
一年の中で上元(じょうげん)・中元(ちゅうげん)・下元(かげん)の3つの日の総称である。雑節とすることがあるらしい。
この中元が7月15日からなんです。もっとも旧暦なので実際は違うけど。

元々道教では、中元は人間贖罪の日として、一日中火を焚いて神を祝う風習があった。のちには、死者の罪を赦すことを願う日となった。
中国仏教ではこの日に、祖先の霊を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)を催す。中元と盂蘭盆会は習合し一体化している。
日本ではこれがお盆の行事となり、さらに、目上の人やお世話になった人等に贈り物をするお中元が派生した。ただしいずれも、改暦後はほとんどの地域で新暦7月15日か新暦8月15日に移動した。なお、近年では若い世代ほどお中元を贈らない割合が多い。

京都市内では、この中元を元にしているのです。だから中元の手配が遅いのです。
お江戸の人たちは、そんな由来なんかしらないのです。だから「早割」に反応するようです。
なんか話しが色んな所に飛んでしまった。



もうひとつ盂蘭盆の由来がある。
ウィキベディアから引用して置きます。
盂蘭盆会の由来に目連の伝説がある。仏教における『盂蘭盆経』に説いているのは次のような話である。



安居(あんご)の最中、神通第一の目連尊者が亡くなった母親の姿を探すと、餓鬼道に堕ちているのを見つけた。喉を枯らし飢えていたので、水や食べ物を差し出したが、ことごとく口に入る直前に炎となって、母親の口には入らなかった。
哀れに思って、釈尊に実情を話して方法を問うと、「安居の最後の日にすべての比丘に食べ物を施せば、母親にもその施しの一端が口に入るだろう」と答えた。その通りに実行して、比丘のすべてに布施を行い、比丘たちは飲んだり食べたり踊ったり大喜びをした。すると、その喜びが餓鬼道に堕ちている者たちにも伝わり、母親の口にも入った。
というのが盂蘭盆の由来。
※安居/それまで個々に活動していた僧侶たちが、一定期間、1か所に集まって集団で修行すること。および、その期間のことを指す。

目連尊者のお母さんが地獄に行ったはった。
京男の母はどうやろ。極楽ではないかもね。でも目連尊者のお母さんのようではないかも。きっと私の母の事だから、赤鬼とかをうまく言いくるめて上司になり、血の池地獄の管理をしているかもね。



母に逢いに行こうとすると手順を踏まないといけない。以下のような・・・

え〜、ここにございましたのが我々同様といぅ、いたってもぉ気楽な男で、よそから大きなサバをもらいまして、手料理でこいつをアテにして一杯呑んだところぉが、それに当たったんですかなぁ、ゴロッと横になって寝ますと、夢ともなく現(うつつ)ともなく、空々寂々として暗ぁ〜い所へ出てまいりました。
前へ行く者、あとから来る者、銘々(めぇめぇ)角帽子(すんぼぉし)といぅ三角の布(きれ)を額に当てまして、首からは頭陀袋(ずだぶくろ)、麻幹(おがら)の杖を手について、糸より細ぉい声を上げ「お〜〜いッ」そこへお出かけになんのは伊勢屋のご隠居と違いますか?あぁ、やっぱりそぉや。伊勢屋のご隠居! 

話しは延々と続くのでまたの機会にさせてもらいまっさ。伊勢屋のご隠居って誰やねん!とおっしゃるお人は通でないですね。


↑千本玉寿軒「緑涼」


↑水羊羹

京女は、水羊羹というものはあまり食べない。鍵善の竹に入った水羊羹しか食べないのです。その京女、この水羊羹は食べた。上等なのはわかるようです。面白いことにこの水羊羹、冷やさなくても美味しい。これを冷やすと甘味が薄くなり美味しく感じないだろう。この微妙なばバランスがいい。塩詰めの桜葉が香りと塩分をつけているのもいいのかも。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 骨組 | トップ | 花は綺麗? »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (すー)
2019-07-13 04:43:59
確かに、日本、日本人の宗教観は不思議ですね。
宗教に凝り固まるよりもいいかなどいい加減な私でした。
>すーさん、こんにちは (京男)
2019-07-13 10:39:58
日本人の宗教観は柔軟ですね。
他の国のように自然環境が過酷でないからでしょう。
大らかでよかったのです。
でもそれがそろそろ崩れてきているのかも。

コメントを投稿

風景・和菓子」カテゴリの最新記事