京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

お火焚き

2019年11月14日 05時27分47秒 | 和菓子
「お火焚き(おひたき)」は、京都市内で普通に行われていたお火焚き祭のことです。起源はいろいろ説がありますが、宮中行事である新嘗祭に由来するのかも。
ついこの間まで、町内が所属する神社で「お火焚き祭」があり、お下がりとして「お火焚き饅頭」「柚子おこし」「焼ミカン」が各家庭に配られました。もちろん町内会費から出費はありますが・・・。


↑お火焚き饅頭

最近は、そういう宗教行事は参加しないという人が増えてきたのか、京都市内でも配る町内は少なくなったかも。
神社では、各々の家庭や人が願いを書いた護摩木を燃やす、燃やす方法はいろいろあります。その炎のなかにミカンを投げ入れて焼いたりします。その焼いてミカンを食べると中風封じや風邪薬になるらしい。中風(ちゅうふう、ちゅうぶ)は現代でいう脳血管障害、いわゆる脳梗塞なんでしょうね。
「偏風」という言葉があります。中風による後遺症をさす言葉。半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺のことを言います。
今でも、怖い病気ですね。


↑赤、白、共に中身はこしあん。


↑うっすら塩味

幼い頃の(私だって幼い頃はありました)京男は、お火焚き饅頭の「三連の炎」マークがお稲荷さんを連想するので怖かった(そんな時代があったんですよ)。
こしあんなら食べるから、本来なら好きな筈だったのですが、このマーク(火炎宝珠)が怖かった。


↑柚入おこし、確かに柚の香りがする。



焼ミカンやするめと一緒にビニールの袋に入れて町内で配るのです。するめの匂いや焼焦げたミカンの匂いが饅頭に移っているのも嫌やった。
いま「お火焚き饅頭」を食べると実に素朴な味なんです。おまん家さんの味なんです。上用饅頭とは違うんです。
うっすら塩味が効いて、こしあんも素朴な感じ。
好感が持てます。
「三連の炎」の焼き印もいつもまにか怖くなくなっていました。
なんでしょうね。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大人になる (常盤万作)
2019-11-14 08:27:16
京男様おはようございます。
三連の炎が怖くなくなったのは、京男様が火炎となって活躍しているからです。
>常盤万作さん、おはようございます。 (京男)
2019-11-14 10:10:29
稲荷、キツネが怖かったのかも。
最近、お稲荷さんやきつねうどんは好物なので、そうやっているうちに平気になったのかな?
こんにちは (すー)
2019-11-14 13:07:35
最近は少しでも宗教色があると何かを言う人が増えましたね。
>すーさん、こんにちは。 (京男)
2019-11-14 16:56:48
カレンダーの「六曜」でも宗教だと文句をいうらしい。そういう人はどんなカレンダーを使っているのかな?土曜日休みは、ユダヤ教。日曜安息日は、キリスト教。ハロウィンは意味不明だけど宗教かも。クリスマスはしないのでしょうね。節分だめ、正月もだめ、ひな祭りだってこどもの日だってだめ。
どうやって暮らしおられるのでしょうね。

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