まだ普茶料理の続き。
今日はちょっと違う雰囲気でご紹介。
こんな一品が来ました。
葉っぱが上に乗っている。
葉っぱをとるとこんな状態。
実はこの葉は「梶の葉」と茶道がお得意のお客様に教わったのです。
帰ってら「梶の葉」を調べてみました。
古代から、神に捧げる神木として尊ばれ、七夕祭に「歌」を葉に直接ヘラなどで書きお供えしたんだそうです。
現在では七夕はササに飾りをつけますが、昔は、梶の葉や枝が用いられたのです。
そのために梶の木は、神社の境内などに多く植えておかれ、主として神事に用い供え物の敷物等に使われているそうです。
↑梶紋
特に、宮中での七夕飾りや冷泉家に伝わる「乞巧奠(きっこうてん)」(陰暦7月7日の七夕儀式)には、牽牛、織女の二星(たなばた)に、種々の供物をし、蹴鞠、雅楽、和歌などを手向けて、その技が巧みになるようにと祈るのです。
今年の陰暦7月7日は8月6日。
そのときの「星の座」は、庭に設けられた祭壇で、机の周囲に九本の燭台を廻らし、うしろに二本の笹の間に梶の葉と糸をつるした緒を張り、机上には、星に貸すため、琴、琵琶などの楽器を置き、お供えは「うり・なすび・もも・なし・からのさかずき・ささげ・らんかず・むしあわび・たい」を梶の葉にのせ、机の前には、五色の布、糸や、秋の七草も手向けられます。最前列に水を張り、梶を一葉浮かべた角盥(つのだらい)を置いてこの水に二星を映して見る。
本来の方式をしっかり実行した方がいいかもしれませんね。
特に京都では。陰暦で七夕はほとんどしないようだし。
↑切り子の器と竹の受け皿が涼しげ
↑蓮素麺・・・おそらく蓮根を桂剥きにしてけんのよういしたものかな。
しゃきしゃきとした歯触りが爽やかでした。
↑この丸いのは蓮の実。
梶の葉のことを教えてもらわなかったら、そのまま何も考えずに食べるところでした。よかった。ありがとうございました。
Twitter→@kyo_otoko
こうしてそのお料理のことが分かって食べるとより一層おいしいこおtでしょうね。
どうやって学んだらいいんだろう・・・。
知らないことが多すぎ、残された時間は少なすぎます。
学校で教えられるものじゃなく、歳を重ねながら学ぶことは楽しいものですね。
でも、膨大。しかも憶えられないので知識として蓄積できずにいます。
子供達にそれを伝えたいけど、理解してもらえない。同じことの繰り返しかもね。
今日ランチがちゅんでした。晩ご飯は抜きにちかい状態。子供が夏休み・・・・。