京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

菊の季節

2019年11月15日 04時51分01秒 | 風景・和菓子


黄葉や紅葉の前の時期。
年間で一番、気温的に心地良い時期かも。
これぐらいになるとやっと菊を観ても「それらしい」と思う。
新暦の重陽(ちょうよう)※の頃、菊と言ってもピンとこなかったけど、それがやっとピンと来るようになった。
※重陽/五節句の一つで、9月9日のこと。旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。





そういえば旧暦で重陽は、10月7日です。
それでもまだ早い。
それから一ヶ月ぐらい後、ようやく菊を観ても、重陽に感じる。
それぐらい実際の気候がずれてきたのかも。





上巳(じょうし)・・・いわゆる桃の節句もそうですね。
3月3日には、桃の花はだま咲いてない。
端午(たんご)もそうかも。
元々、古代中国の陰陽五行説に起源したものを日本に輸入して定着したから、無理があるのでしょうね。


↑京都鶴屋鶴壽庵「菊上用」

一番わからないのは、1月7日の人日(じんじつ)。
1月1日にしておけばいいのに、1月7日にしている。
正月の1日は、鶏の日、2日は狗(犬)の日、3日は猪(豚)の日、4日は羊の日、5日は牛の日、6日は馬の日・・・これは何かというと各々の日にその動物を殺して食べたらいけない日なんだそうです。だから7日は、人間を殺して食べてはいけない日となる。まさかそうも書けないので、犯罪者を処刑しない日ということで「人日」となった。こうなると五節句がわからなくなりますね。
だから日本では、江戸時代に七草粥を食べるなんてことになる。
意味不明ですね。
戦後(応仁の乱でなく、大東亜戦争のこと)のいまになって1月7日の小正月もなくなりつつある。かろうじて百貨店なんかが七草粥・・・と商売をしている。
15日の小正月もあやふやになったしね。
ケジメのない社会になってきました。
現代の日本人、だんだん日本人離れしてきましたね。日本人というより人間離れしているかも。(笑)




↑上用、こしあん

ともあれこうやって菊を愛でるのもいいですね。
私は、菊菜が好きやけど。
昨日も野菜を買おうと見ていたけど、高いですね。
鍋をするにも葉物が高すぎ。
便乗値上げの感じがしますね。
いいわけが風水害や天候不良と言っているけど。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

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4 コメント

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おはようございます (すー)
2019-11-15 06:54:29
小正月、七草粥など、そんなけじめが本当に少なく、薄くなりましたね。
今一度、そうした行事の意義などを見直すことは必要なのかも知れませんね。
>すーさん、おはようございます (京男)
2019-11-15 07:04:59
将来、正月だって、年末のカウントダウンになるような予感がしますね。東京なんてみているとそう思います。ただ群れて騒ぎたいだけ。文化なんてかけらもない国になるのでしょう。
菊人形 (常盤万作)
2019-11-15 16:38:38
こんばんは
菊人形の展覧会も無くなりました。
枚方に行った記憶があります。
>常盤万作さん、こんばんは (京男)
2019-11-15 16:56:48
日暮れが早くて忙しないですね。
菊人形・・・あれ作るとなると大変だったでしょうね。私はよく観にいきました。子供としてはちょっと気持ち悪いと思っておりました。人形なので目が死んでいるし・・・いまは、街中で目が死んでいる生きた人間がフラフラと歩いています。それはそれで怖いですけど。

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