京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

暑さ寒さも此岸まで

2013年03月18日 05時51分02秒 | 風景
彼岸(ひがん)とは、春分と秋分を中日として、前後3日を合わせた7日の期間。
つまり年間14日あることになります。
春分と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む太陽を礼拝したのが始まりのようです。きっと農業をする時に大切な日だったのかもしれません。


↑東大路五条の交差点。清水寺に行くのもこの交差点です。これからのお彼岸、桜のシーズンは最悪の状態。駐車場はバカ高いしね。

日本では、それが仏教と結びついた。
人間は亡くなると彼岸(ひがん)つまり、西方浄土に行く。
だからそちらを拝むことは、先に旅だった先祖を拝むというもの。
先祖を拝むことで、自分が彼岸に行った時、いい場所、つまり極楽浄土に行きたいということかな・・・。
このあたりから仏教色がでてくる。
7日ある内、中日は先祖を礼拝し、残り6日は「六波羅蜜」をするというのです。
一年に12日だけ六波羅蜜というのもねぇ・・・。


↑大谷本廟


↑我が家は大谷本廟の北隣なんです。山を登ると清水寺。こういうお墓の間を通って清水寺の茶店にでることもできます。観光客にはちょっと無理かな・・・。

六波羅蜜?
聞いたことがあるでしょう。
六波羅蜜寺に行くことじゃないです。

1.布施波羅蜜
見返りをもとめず、「他者にモノを与える」「身体をつかって奉仕する」「いい考えを伝える」

2.持戒波羅蜜
布施をしても、決して驕らず謙虚でいること。

3.忍辱波羅蜜
歯を食いしばって耐えるのではなく、寛容さを持ち、前向きに考え、未来に備えるという感じかな。

4.精進波羅蜜
「持戒」「忍辱」を一時的なものでなく、継続させること。

5.禅定波羅蜜
脳波でいうと常に「シータ波」「デルタ波」の状態をたもつこと。座ってジッとしている時だけではなく、しゃべっていても、運動している時も。

6.智慧波羅蜜
考えないこと。観じること。知識を左脳的に集めるだけではPCでもできる。知識を全身で消化し、実践してみて知恵にする。その知恵を発酵(?)させてはじめて智慧となる。この発酵が難しい。自然や宇宙と交流する必要があるからだ。

説明するもの難しいけど、実行するのはもっともっと難しい。
ようするに、暴れ狂う自我をいかにして制御するかということですね。
いまの此岸(しがん、つまりこの世)をみていると自我のままに行動している人があまりにも多すぎる。


↑今西軒おはぎ

この六波羅蜜、彼岸に行ってしまったら、できない作業なんですよ。
此岸・・・つまり肉体をもっていないと実行できない。
だからタイトルが「暑さ寒さも此岸まで」なんです。
わかります?
以前は「暑さ寒さも胃癌まで」と言ったものですが、最近治癒率があがったからそうでもないですね。

1
↑松屋おはぎ

墓参りをしたり、おはぎ(ぼたもち)を食べている場合じゃないですよ。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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4 コメント

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おはようございます。 (路渡カッパ)
2013-03-18 09:33:45
なるほど、そういう言葉だったのですね。何気なく使っていますが・・・
暑さ寒さを感じるのは生きている証拠、ぐずぐず言いながらでも楽しむことにしましょうか。(^_^ゞ
こんばんは (すー)
2013-03-18 20:15:53
確かに実行するのは至難の業というところですね。
でも、そう心がけたいですね。

私、時々、墓の間を通って清水寺に行きます。
>路渡カッパさん、こんばんは (京男)
2013-03-18 20:19:10
此岸でのあなろぐ感覚の生も、彼岸からすると憧れなのかもしれませんよ。かなりの競争率でわれわれは此岸にでてきているラッキーな存在かも。それとも罰で此岸にきたのか。
>すーさん、おはようございます (京男)
2013-03-18 20:20:47
すーさんも墓の間を通って清水寺なのね。
あのコースがいいですよね。昔の変わったお墓とかもみれるし。

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