京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

残り物風景には厄がある?

2021年09月06日 04時19分40秒 | 社寺
八坂神社の写真が残っていました。
最初の写真は、蛭子(えびす)社。
えべっさんが八坂神社に祀られるようになったのは平安時代。全国のえべっさんのなかでも歴史はかなり古く、珍しく北向きに社を構えていることから、「北向蛭子社」とも呼ばれています。
北向きだからなんなんでしょうね。



蛭子は、『古事記』において国産みの際、イザナキ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)との間に生まれた最初の神。しかし、子作りの際に女神であるイザナミから先に男神のイザナキに声をかけた事が原因で不具の子に生まれたため、葦船に入れられオノゴロ島から流されてしまう。つまり水子の元祖ということになる。
その流された蛭子が日本に帰り、神として祀られた。
七福神のメンバーで蛭子(ゑビス・恵比須・恵比寿)は、他のメンバーと違って国産の神さんなんです。
七福神・・・恵比寿(日本)、大黒天(インド)、福禄寿(中国)、毘沙門天(インド)、布袋(中国)、寿老人(中国)、弁才天(インド)
お多福(日本)・吉祥天(日本)を布袋や寿老人と入れ替えたらどうやろ?ちょっとは華やかになるように思うんやけど・・・。


↑厄年表

これは、神社にようある「厄年表」。
確かに体質が変化する歳ってあるかもしれません。
私だって死にかけたことがある。でもお祓いなんかはしたことがない。
「歳祝」の表がありますね。それほど目出度いかな?心身共にシャキッとしているならいいのですが・・・。適当なところで死ぬ方が目出度いかも。
厄年って縁がなくなって、厄=役に立たないということなんやろか?


↑疫神社(えきじんじゃ)



ここは、蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)が祭神です。
御札で「蘇民将来之子孫也」の蘇民さんが祀ってあります。
みなさんのご先祖さんかもね。



八坂神社の正門?から見た祇園。
どうですか素晴しい眺めでしょ。
高層ビルがない!
この道が四条通なんです。
繁華街のメインストリート!
ちょっと寂れて見える?そんなことはないです!



進んで振り返ると八坂神社の正門がこうやって見えます。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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