京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

「ういろ餅」と「でっち羊羹」

2020年01月12日 04時28分07秒 | 洛外・和菓子
今年は、勘が冴えている。
まあ、重大な件では働きませんけど・・・。
でも何か役に立っているように思う。


↑和た与「ういろ餅」

本日の「ういろ」や「でっち羊羹」なんか、手に入れようと思って外出したわけではない。カレーを食べに行っただけ。
そのカレーについては、後日書きます。
不思議なんです。


↑左から、黒糖、抹茶、プレーン?、柚子

昨日はよく歩いていた。
たまに歩くと京都市内も随分変化している。
いいのか、わるいのかわかりません。
おそらくわるくなっているように思う。
なんかそう感じるのです。

本来の用事を済まして百貨店で買い物をする。
夜に食べる料理のための準備なんです。
売り場で料理を決めます。
その日、安い材料やいい材料を見てメニューを決める。
京女と二人だから話しが早い。


↑和た与「でっち羊羹」

その時、デパ地下で和た与のでっち羊羹とういろを見つけた。
久しぶりなんです。
私は、ここの「でっち羊羹」や「ういろ」は食べます。
次に日に実家の父親用にも「でっち羊羹」を買う。
きっと喜ぶだろう。
父親は、味覚が鈍感だからお店の区別はつかないだろうけど・・・。


↑竹の皮がいいです。

和た与は、近江八幡にお店がある。
買いに行くとなるとちょっとした小旅行だ。
だから買う時は、通販で買う。
それもいいけど、送料がバカにならない。
本当は、お店に行って作り立てを買うのがいいのだろう。
エージレスで保存するのはあまり好きではない。


↑こういう風に包丁で切って、手で食べます。

近江八幡市は、滋賀県にある。
近江商人発祥の地なんです。
この「でっち羊羹」の「でっち」は、本来「丁稚」と書きます。
番頭や丁稚は、商家の役職名。
丁稚となると最下層の働き手をいいます。
いわゆる「丁稚奉公(でっちぼうこう)」です。
商家に10歳ぐらいから働きに出て来ます。給料はなしです。休日もなしです。
住み込みで、早朝から夜遅くまで働く、そして先輩から読み書き算盤を習うのです。
『商売往来』が教科書なんでしょうね。
盆と正月に里に帰るぐらいかな。親元の貧乏だったから帰ってこられても困るというのが実情だったのでしょう。



この「でっち羊羹」は、普通の羊羹と違います。丁稚が里帰りの時、旦那からお小遣いをもらうのです。その丁稚のこずかい程度の金額で買える羊羹なんです。
普通の羊羹のように寒天を使ってつくりません。小麦粉と小豆、砂糖で作ります。だから甘味が薄い、淡泊な味の羊羹なんです。

虎屋の「夜の梅」も続くと飽きてきます。たまにはこういう「でんち羊羹」もいいですよ。竹の皮の香りも爽やかで、一本ぴろっと食べられる。
父親は、おくいう「でっち羊羹」が性に合っているようで好物なんです。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)