京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ぬくぬく蒸し寿司

2017年12月23日 05時33分39秒 | 

↑寿司乙羽(おとわ)、この蒸籠が看板ね。四条通から新京極に入るとする左手に見えます。

昨日は、冬至でした。
父親との外食デーだった。
朝、電話をして「何が食べたい?」と聞いた。
父親は「いつもの寿司がいいとのこと」。
「こんな冷えているのに冷たいお寿司はいやや!」と京男。


↑蓋を取るのが楽しみ

京男「冬至だから、“ん”が二つつく食べ物を食べるのはどうか?」
父親「??」彼は知らなかった。
ちょうど昨日記事に書いてところだったので、説明した。
「ミンミン(珉珉)で食べるなんてものありやね」と京男。
父親は、賛成した。でもよくよく考えたら私が珉珉の中華を食べたくない。


↑熱々!

困りました。
いろいろ考え、「蒸し寿司って知っている?」と京男。
父親は、知っている・・・でも聞きただすと食べた事がないのが判明。
「嫌いなの?」と聞くと「嫌いではない」とのこと。
これで、決定。
新京極の乙羽(おとわ)に行くことにした。
四条河原町で待ち合わせ、乙羽へ。
私も久しぶりかも。



店は、それほど混んでなくて助かった。
蒸し寿司なんて観光客はあまり知らないのかも。
私は、ちらし寿司よりばら寿司の方が好き。
違いがわかりますか?
ちらし寿司は、酢飯に握り寿司のネタが乗ったようなモノ。
ばら寿司は、酢飯に干瓢や椎茸を甘く炊いて刻んだものを混ぜる。基本的に生の材料は使わない。
家でよく作るのは、ばら寿司。
寿司屋さんから出前でとるのがちらし寿司。


↑この日は、照明が暗い所でした。

蒸し寿司は、ばら寿司を作り、残ったものを次の日、蒸して食べたようなものかも。
もちろん、単純にそうはいきません。蒸し寿司にするためには、酢飯の酢加減が違います。でも家庭では、そんなこと考えない。
だから、家で食べる蒸し寿司は極めて不味い。
だから嫌いな人が結構いる。
ブルーチーズなんかもそう。安物は不味いですからね。はじめて食べたものが不味いと懲りて、嫌いな食べ物となる場合があります。
私の場合、一度懲りても、今度は大丈夫と再チャレンジするタイプかも。
温めたミルクだけは、だめなんです。それは給食の脱脂粉乳が原因。
あれ、残したらダメ!と飲むのを強要されました。私は小学校の6年間で3回だけ飲みました。以降、どんなに先生に強要されても飲まなかった。強要されている最中、手洗い場に行って流した。誰が言われても飲まなかった。
あの時代、そんなことはあまり許されなかったと思う。きっと学校側と一人対立したかも。でも他のおかずは機嫌良く食べていた。お代わりもした。美味しい揚げ物の場合、給食室に行き、作っているおばちゃんに「今日の竜田揚げは、とても美味しかった!」と感想を言いに行きました。そしてあまっている竜田揚げをもらって、食べていた。このあたり、いまの私のような感じですね。(笑)



さて、この写真は、昨日もものではない。
三条通にある足袋屋さんです。
ここは、古くからこのままの状態である。
私は、作りに行ったことはない。



ここは、オーダーに応じて足袋を作ってくれます。
各々のお客さんの木型を作り、作ってくれるそうです。
足袋は、いいのですが、すぐに破れるので、足袋型の靴下をマーカーから買っています。色も服装にあわせてあります。
でもたくさん歩くので、すぐに破れてしまう。
本当は鹿革で作りたいなぁ・・・。
鹿革なら水洗いできるし、丈夫な筈。



こういう建物のお店は、保存しないといけません。
扇のお店とか、こういうお店は京都らしいお店だと思います。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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