京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

雨の紫陽花

2016年06月10日 05時34分57秒 | 風景・和菓子


梅雨になった。
これから一ヶ月ぐらい梅雨空が続くのかな?
今週の火曜日は「雨がほどよく」降っていた。





これは、紫陽花を撮りに行くチャンスだ。
珍しく傘を差し、下山する。
場所は智積院。
先日、行った時は晴天で花に勢いがなかった。
紫陽花は雨でないとね。



行くとやっぱり綺麗だった。
紫陽花は、やっぱりウエットでないといけません。
写真を撮っている時、同じように撮影している人にあった。
お話ししているとガイドブック用の撮影をしている編集者さんだった。
もともと、写真が専門でないそうです。
私と同じようにカメラマンに撮影してもらうタイプだったようです。
最近は、自分で撮っているらしい。
きっと自分で撮ってみたくなったのでしょう。
わかります。



京都の花は、十年ぐらい前に比べるとダメになったとおっしゃっていた。
私もそう感じていますと言いました。
もちろん具体的な社寺をあげると、同じ意見でした。
京都の花は確実に悪くなっています。
桜も紅葉もね。
だからライトアップをして誤魔化している。
誤魔化すだけじゃなく、売上アップもあります。
社寺も皆さんの浄財でまかなえなくなってきている。
でも現時点では、過去のブランド「○○神社・○○寺」というものが有効だけど、いつまでも過去のブランドだけでは、集客が難しくなるかもね。
企業経営もそうだけど、余力のある間に次の手を打つ必要があると思う。





かなり前、あるお寺から「有名になりたちのだが企画してくれないか」という依頼があった。そのお寺はかなりの古刹だった。行くと掃除が行き届いていなかった。それと住職が縁側でビールを飲んでいた。
「檀家は、コンピュータで管理している。卒塔も印刷できる。墓地や駐車場もちょっと大きくしている。でも同じ所属している理事長の○○寺と同じぐらい古い歴史をもっている。だからあの○○寺と同じぐらい有名になり、観光客を呼びたい」とのことだった。
京都は、そういう不思議な仕事が来る場合があります。もちろん、紹介者があったのことですけど。
あの時、生意気なことを言ってしまった。
「ご住職、有名になりたちのはわかります。まずお寺の掃除からしたらどうでしょう。犬の糞や落ち葉がいっぱいあります。これでは、近所の子供達が遊びにきてくれない。まず近所の住民を味方にしないといけません。昼間からビールもいいですが、まずご自身が人に慕われる生き方をした方がいいのではないでしょうか?これだけ立派なお寺ならきっと人がたくさん来てくれるようになりますよ」と坊主に説教してしまった。縁側でビールを飲んでいたのが気にくわなかったのでしょうね。
もちろん、仕事は成り立たなかった。
あのお寺、その後有名になったとは聞きません。
くだらないことを書きました。


↑長久堂「七変化」

別に坊さんが祗園で遊んだらだめとはいいません。
境内でビールを飲んだらだめともいいません。
でもやらなければいけないことはやらないとね。
どんなに立派な社寺仏閣でも運営する人がだめなら、人間がだめならそれが全体に出てしまうのです。


↑みじん羹、赤こし餡

その編集者の方と立ち話程度だけど、面白い話ができました。
でも名刺交換しなかった。無粋だものね。
まだ、話した内容があるのですが、明日に続きを書くとします。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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