やっと京都も昨日ぐらいから暖かくなってきた。
梅は、桜に比べると地味ですが、枝ぶりは梅の方が圧倒的によい、
もちろん、香りも。
「梅薫風 玉たれのこすのひまよりほのかにも
にほひをおくる風のむめか香」足利義政
足利義政は政治的には評価されないが、茶人としてはたいへん立派な人だったらしい。
この人がいなかったら、東山文化は栄えていなかったもの。
いつか夜に、打ち合せから家に帰るとき
トボトボと歩いているとフワッと甘い香りがしたことがある。
フト探してみると住宅の小さな庭の梅が満開になっていた。
甘い香りは、梅の香りだった。
ほのかに香り来る梅の香りはそのとき、好きになったのかな。
家で焚くお香も梅の香り系統ね。
長久堂「窓の梅」
こなし(山芋入)黒こしあん