京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

梅薫風

2008年03月11日 06時19分20秒 | 和菓子


やっと京都も昨日ぐらいから暖かくなってきた。
梅は、桜に比べると地味ですが、枝ぶりは梅の方が圧倒的によい、
もちろん、香りも。



「梅薫風 玉たれのこすのひまよりほのかにも 
    にほひをおくる風のむめか香」足利義政
足利義政は政治的には評価されないが、茶人としてはたいへん立派な人だったらしい。
この人がいなかったら、東山文化は栄えていなかったもの。



いつか夜に、打ち合せから家に帰るとき
トボトボと歩いているとフワッと甘い香りがしたことがある。
フト探してみると住宅の小さな庭の梅が満開になっていた。
甘い香りは、梅の香りだった。
ほのかに香り来る梅の香りはそのとき、好きになったのかな。
家で焚くお香も梅の香り系統ね。



長久堂「窓の梅」



こなし(山芋入)黒こしあん
コメント (6)
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