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特定非営利活動法人 京町家・風の会

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このよさ、どやっていかそかな~第62回例会ご報告~

2014-12-20 14:20:24 | 例会・イベントのご報告
11月15日第62回例会町家セミナー「町家のよさを現代の暮らしにいかせるか~“がんばらない”町家の暮らし~」がありました。
京安心すまいセンターさんとのタイアップ事業です。

ご参加くださったのは12名の方々。京都のまちなかにお住まいの方が中心でした。

会場は下京・秦家住宅。
このように高層のマンションと町家が隣り合っている風景もまちなかでは珍しくなくなってきましたね。



前半の会場は実際にお商売されていた店の間です。
代表理事・井上が「町家のよさ」をハード面/ソフト面/町家ゆえの構法にともなう良さの3点に整理し、それらを現代の暮らしのなかで町家/町家でない家それぞれにどういかせるかを解説いたしました。

もちろん、「がんばらずに」町家暮らしと折り合いをつけるための改修についても触れました。
ただ、一見不便に思えることのなかにもと建物を長く使うためという理由の場合があります。


たとえば…。トイレ、お風呂、台所が居住スペイスと離れているのは、湿気を室内に呼び込まない工夫でもあります。
そうすることによって配管がほぼ同一ライン上に配置できるため、メンテナンスもしやすい!

そういった点を活かした改修方法を、写真もお見せしつつ、詳しくお話しさせていただきました。
とくにすきま風対策の「柱を掻き込んで戸を食いこませる」という工夫にはみなさん驚いておられました

ソフト面では、職住一体の暮らしや町家で子どもが育つこと、歳をとっていくこと…と町家での人生の流れをたどりながら町家の持つ柔軟性について考えてみました。
家族内外の適度なコミュニケーションを保つフレキシブルな間取りや完全個室のない構造は、現代の家でも取り入れる価値あり
よく問題視される段差なども、反面、足腰を鍛える作用があるのか、丈夫で元気なお年寄りが多いと感じます、と代表理事。
「介護しない介護」のためにも、一気にバリアフリーにするのではなく、必要なラインの見極めが大事なようです。

後半は座敷で、秦家主宰の秦めぐみ氏を囲んで座談会でした。
建物を維持しつつ、日々もこの町家で重ねておられる秦さんに、みなさまあれやこれやとご質問されていました。



町家の普段の手入れのお話、お商売の形態や家に暮らす人の規模、あたりの環境の変化などに応じて家や部屋の使い方が変化していく様子もお話しくださって、町家の持つ柔軟性や外とうちをつなぐ包容力についてもいっそう理解が深まりました。
また、京都の暮らしがさまざまであることも、ご参加されたみなさまに知っていただくことができたかと思います。

今回の企画が、取り入れようかなと思える町家のよさや、こうしようかなという町家暮らしのスタイルを見つけたり見直したりされるきっかけ作りになったでしょうか?

最後になりましたが、ご参加くださったみなさま、会場をお世話いただいた上に貴重なお話をして下さいました、秦家・秦めぐみさまにこの場を借りまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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