Dairy Japan 北海道支局

デーリィ・ジャパン北海道支局です。編集作業の状況、取材の様子や裏話、そして各地の農場の庭先の出来事などをお伝えします。

牛の尻尾は何に役立っているのか?

2007-04-04 07:09:20 | Weblog
昨日、『道央広域酪農研究会』の勉強会が開かれました。
村上明弘氏(十勝農協連・フィールドアドバイザー)による連続セミナー『牛って何もの?~頭からシッポまでその意味を解説します~』の5回目、とうとう本シリーズの最終回です。
今回の内容は、尻尾、陰部、肛門、被毛でした。

牛の尻尾は何に役立っているのか?―そんな問いかけから始まりました。
○表現(イライラ振り、違和感持ち上げ、落ち着き垂れ下がり、喜び振り、遊び、人との関係表現…)
○肛門や陰部の保護
○センサー
○走行舵
○虫追い
○人追い
 等々、尻尾の役割を考え、その後、『尾房の汚れ防止策』『搾乳時吊り上げ方法』など、さらに話は深まりました。

 「現代の家畜としてのホルスタインの尻尾の存在の最大理由は、“嫌な虫を追う”ことなのではないか。そのことによって問題が生じるならば、“嫌な虫”のいない農場にすればいい。虫の存在をムシできるくらいに…」などと恒例の駄洒落も聞きながら、極めて真面目に、ハエ駆除まで話は発展しました。

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