週刊スピリッツという漫画雑誌に「20世紀少年」という人気マンガが連載されています。
内容は「カルト宗教の教祖」VS「正義の味方」という表面上は至極単純なストーリーです。
そのカルト宗教の描かれ方が某宗教団体と被っている箇所があり、ちょっとした議論にもなりました。(政治団体を立ち上げ国の中枢機関に入り込む等)
そして、その正義の味方はというと「超人」ではなく「メジャーの夢を諦めたしがない元ロック歌手」のコンビニの店長だったりします。そして彼の武器は、あのジョン・レノンがベトナム戦争を終わらせるのに一役買った「歌」。その歌で、巨大な権力を持った「悪の組織」に立ち向かう…という感じの流れです。(説明しづらいですが、詳しくは原作を…)
特に俺はジョンのファンとかではないし、「一つになろうよ」と訴えた名作「イマジン」は共産主義賛美で左翼的側面があった事実も知っています。でもこの主人公は「普通であることの難しさ、尊さ」を唄っていて、結構俺的にはツボでした。
いま、現代日本は経済もさることながら、中国との外交問題、北朝鮮の核・拉致問題など、俺達一般人には到底抗うことの出来ない状況にあるような気がします。また、国内においても児童に対する猥褻事件や、凶悪な強盗殺人事件等があとを絶ちません。
この先には希望はないのか?と無力な自分が嫌になったりしますが、こういう前向きな作品等をみると、自分にも何か出来るのではないかと勇気が湧きます。小さな力も水面の波紋のように何かを変えることが出来るのでは…と。