きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

早稲田大学内藤多仲博士記念館

2010-11-14 | 美術館・博物館・記念館・園
博士の愛した家。

東京タワー、大阪通天閣、名古屋テレビ塔の設計を手がけ、「耐震構造の父」と呼ばれた
内藤多仲の自邸を訪ねました。
カルチャーセンター主催の見学会、初参加です。
案内は、建築史家 倉方俊輔氏。

都心とは思えない、緑の多い佇まい。
門の外から中を覗くと、玄関前で猫が毛づくろいしていました。
玄関ポーチからして
何か 雰囲気が漂っています。
バルコニーのねじられた手摺や、照明
床下の空気孔…。








玄関エントランスに入ると、正面に階段が見えて
心惹かれました。













家具や照明のデザインが
とても凝ったものとなっています。



耐震構造原点のトランク。
1917年から18年にかけてアメリカ留学の際使用したものです。
はじめに使ったトランクは、荷物が多くなったため、中の仕切板を外して使ったら
壊れてしまい、外からの力には、仕切板が有効に働いていることに気づき、
買い換えたものは、仕切板を取らずに使い、日本へ無事持ち帰ったという。

この自邸は、厚い壁自体が耐震の柱の役目を果たしている「壁式コンクリート構造」となっているのだそうです。

博士の功績の説明では
「壁式コンクリート構造」と「壁式ラーメン構造」についてなど
専門的な解説があり、一生懸命メモしたのですが
あまり頭の中には残っていないのが悲しいです。
内装のこだわりに、目が釘付け。
もっとよく 見たかった…。



屋上には、手摺がなく  開放的な空間となっていました。
こぼれないように そっと歩きまわってみました。 

日本は、地震大国。
ヨーロッパの近代建築をそのまま造るわけにはいかなかったのです。
内藤博士の耐震構造は、関東大震災でも壊れなかったことにより実証され、
高い評価を得ました。

最後に、倉方さんの著書
「東京建築ガイドマップ」明治 大正 昭和
にサインしていただきました。名前の後に メッセージが…。
   
建築を愛して
  ください 

私の近代建築見学のバイブル。
活字が小さいのが辛いです。

見学時間は1時間30分。
充分かと思ったら、見所が沢山あり
説明も細やかで、時間めいっぱい。
自由時間は約10分間しかありませんでした。
参加者は10名。口を聞く時間がありませんでした。
なんだか、居心地は悪かったです。
不完全燃焼のまま、後にしました。(笑!)
このときの心のもやもやを
自分が主催するきゃおきゃおツアーで解消したいと思いました。

この日は、せっかくなので うらうらと散歩して
長い一日となりました。まだ つづく…のです。

◇早稲田大学内藤多仲博士記念館
竣工 1926(改修1986)年
設計 内藤多仲、木子七郎
所在 東京都新宿区若松町22-8
(非公開)

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (こりす工房)
2010-11-14 20:17:49
見学会に参加したんですね。
とってもステキな建物ですね。
エントランスから見えた階段の写真が気に入りました~。

普段は非公開ですか?
見学会だから開放なんですね。
建築家の方が説明してくださっても、
きっと私はチンプンカンプンだわ~。
不完全燃焼で終わってしまったのは残念でしたね。
こりす工房さんへ (きゃおきゃお)
2010-11-14 20:49:00
説明も聞きたいけれど
近寄って見てみたい…との心の葛藤で終わりました。集団行動、苦手で困ります。
興味は、普段見られない場所にシフトしつつあるので、模索中なんです。
「特別公開」の文字にも弱いです(笑!)
インテリアの細部にこだわっている建物で、
きょろきょろしっぱなしで終わりました。
もっと じっくり見学したかったです。
こんばんHA (雨漏り」書斎主人)
2010-11-14 21:16:03
随分と印象深い建物ですねぇ ♪

手摺、面格子、窓枠、ドアなどは鉄製でせうか?

一度、訪れてみたいものです。
こんばんば (井戸吉)
2010-11-14 21:43:10
耐震構造の父ですか。そういえば、職場の理事も耐震構造の専門家のようで、つい最近補強工事が終わったところです。
気をつけてみると、見学会もあるものですね。
トホホ・・・ (mini-mini32)
2010-11-14 22:30:36
外観と内部が思った感じと違っていました・・・
内部は、いろんな所に凝ってあり、
照明もステキですね・・
建築家さんの説明つきだったのに、
お話も出来なかったんですね・・
『建築を愛して
  ください』 のガイドブック♪
いいですね~
でも、字が小さい・・・トホホ
雨漏り書斎ご主人さんへ (きゃおきゃお)
2010-11-14 23:29:05
こんばんは。
かねてから訪れてみたかった場所でした。
窓枠や扉は、鉄製です。
楽しんで設計した建物のようです。
この家なら、地震の時も怖くないですよ。(笑!)

時折見学会もあるようですが、よくわかりません。
気軽に見学出来ればいいんですけどね~。
残念です。
いどきちちゃんへ (きゃおきゃお)
2010-11-14 23:37:11
おばんです~。

耐震補強工事が終わり、安心して働けますね。
私の職場も、勤務時間中なら(多分??)身の安全は確保できそうです。
けっこう、終わってから気づくこと多いんですけどね。今回は間に合いました。
楽しむ前に、時間切れとなりました~。
残念。。
祝快晴 (106)
2010-11-14 23:44:50
早稲田関連はまだ未開の地 知りませんでした
屋上って開放的でいいですよね

この本、先日オペラシティの売店で真似して買いました
でもサインはありません^^
mini-mini32さんへ (きゃおきゃお)
2010-11-14 23:47:58
出かける前に、いつもぱらぱらと眺めては予習している本です。
掲載されている建物の種類は多く、もれなく探し当てることができます。説明文のフォントが小さくて 困ります。よく見れば 見れるけど細かくて…。
この本の最後の「おわりに」を読んで
きゃおきゃおツアーなる 建物探訪を計画するきっかけとなった本です。

もちろん 愛しています
と答えました(笑!)
106さんへ (きゃおきゃお)
2010-11-14 23:55:47
子供が駆けまわる予定はないようで、柵なしの屋上です。
青空が眩しかったです。

造るものと 使うものと
そして 見るものと。
過去と現在を繋ぐ建物たち。

愛しています。

と、街を歩きながら ささいているのです(笑!)ああ、秘密をばらしちゃった…。

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