撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

パリ ”ギャルリー・ヴィヴィエンヌ”とバーゲン「SOLDES」

2014年09月18日 | ベルギー&パリの旅
この日は、予定ではパリ北駅から電車に乗って30分ほどの、シャンティイ城に行くつもりだった。
シャンティイ城には、コンデ美術館がある。

しかし、街を歩いているとお店の袋を多量に持った人々が、あちらこちらで目につく。
「モノプリ」も、ホテルの近所のオペラ通りのお店も皆、バーゲンをしている。街中バーゲン中。


フランスでは、バーゲンセールは国によって管理されており、フランス国内の全店舗が指定された日に一斉スタートするという。
日本のように、各店が勝手にセールするという訳にはいかないらしい。

で、せっかくバーゲンがスタートしたばかりの時に来たので、この後は買い物をメインにしようと言う事になった。
この日は昨日買ったノースリーブとポシェットで、身軽に出発。



【ラファイエット】






ベルギーでアール・ヌーボーの建物を観てから、急にラファイエットの天井が気になった。
以前来た時は、ああ綺麗だなと、思っただけで写真を撮ろうなんて思わなかったのに。





アールヌーボーのステンドグラスの天井



今回は、しげしげと見上げ写真を撮っていたら、10歳位のくたびれたジャージ姿の浅黒い男の子が私の後を急に付いて来た。
だいたい、平日の午前中に子供が1人でラファイエットにいるだけでオカシイ。

エスカレーターに乗ると、彼の後ろは空いているというのに、私の後ろに体をピッタリとくっつけて乗って来る。
外人さんは隣に来た場合、絶対に距離を取るので、ますますアヤシイ。

で、途中、女性下着売り場が見えたので、そこで降りてやった。
彼も続いて降りて来たが、私の後をつけながらハッと売り場の商品に気付き、あっという間にエスカレーターの方へ去って行った。

地下鉄や観光スポットには若い子のスリが多いと聞いているので気をつけてはいたのだが、百貨店も危ないなと思った。
もしかしたら、私の誤解だったかもしれないけど。




相方のお土産のバッグのブランドは決まっているので、ラファイエットとプランタンを見て回った。
どちらも同じような品揃えで、割引も同じ。ラファイエットで購入。
割引と免税で正価の6割位で買えたのではないだろうか。お買い得。


ラファイエットとプランタンとの間の所に、新たにラファイエットのテナントが出来ていた。
1階では家具やカーテン、リネン類などが置いてあり、バーゲンしていて多くの人で賑わっていた。



いったんホテルに帰り、買い物した荷物を置き、再度買い物へ。





【ギャルリー・ヴィヴィエンヌ】

カラフルなモザイクのタイルに太陽光。パリで最も綺麗だと言われるパサージュ。
ベルギーのパサージュとは、また違った趣がある。







歩いて行きました。ホテルから20分くらい。
途中の小さなスーパーやお菓子屋さん、パリ風のファーストフード屋さん等に寄ったのも楽しかった。

「ドゥヌー・オペラ」の朝食は、前回泊まった時は毎日美味しいパンで満足していたが、
今回はメニューに飽きてきたというか、1日だけの朝食付きにして、他の日は外で朝食を取っても良かったな、とか思いながら行く。

















パサージュの中の店を覗いて歩くのは楽しかった。
小物でもバッグでもちょっと変わったおしゃれな物が多かった。

















【【パリ最終日】】

7月4日最終日。この日も、買い物にいそしんだ。

フライト時間は午後3時45分なので1時までは大丈夫と。



朝食の後、フロントに行ってお姉さんに、チェックアウトした後、フロントで荷物を預かって欲しいと言うと、出発まで部屋に置いてていいですよと、言ってくれた。
家族経営のようなフレンドリーなホテルで、日本人客も多く落ち着く。
今回の部屋はトイレとバス・洗面と、日本の家のように2ヶ所に別れていた。この構造は海外では初めて。

冷蔵庫にはベルギーで買った果物を入れて、パリ滞在中ずっと食べた。
とても新鮮だったから最終日まで美味しく食べられた。










朝起きた時は、前回訪れた時、展示されていなかったモネの「戸外の人物習作(右向きの日傘の女)」と「(左向きの日傘の女)」を観にオルセーへ行こうと言っていたのに、街に出て「SOLDES」を見たとたん、急遽買い物に変更する事になった。







ミキハウスの甲冑のディスプレイ





昨日、ルーブル近くで買って食べたマカロンが美味しかったので、お土産用に再度買いにいったり、迷っていた洋服などを買いに行った。
ついでに、衝動買いも。しかし、結果買って良かった。
バーゲン割引は、30%、50%などがほとんどで、中には70%とかもあった。
黄色、緑、赤の丸いシールが値札に貼ってあり、それぞれ割引率の目印になっていた。シールのないものは正価。













ホテルの近くにはお店がたくさんあるし、オペラ座前の空港行きシャトルバスに乗る時間ギリギリまで買い物。
パリ滞在中、洋服類や小物や化粧品など、あれこれ買ったが、とても安い上にセンスも良い。バーゲン万歳!
もし次にパリに行くなら、この時期にしようと思った。



シャトルバスに乗る時、重くてもたついていたら、ほっそりした若い男性のバスの係りの人が乗せてくれたが、彼もヨロヨロとしていた。
空港で荷物を預ける時に量りをみると、28Kgだった。
エミレーツはエコノミーでも30KgまでOKなので大丈夫と思っていたが、もしやと、直前にスーツケースの重い物と手荷物の軽い物と入れ替えて良かった~と、胸をなでおろす。


機械で免税手続きをすませ、ポストへ。
出国審査を終え、免税店でチーズを買う。
ビニールのパックにきっちり詰めて封をしてくれたのだが、中の一つが臭くて閉口した。(臭さに比例し濃厚で美味しかったです)


6時間ほどフライトしてドバイ到着。乗り換えの待ち時間2時間を経て関空行きへ乗る。
関空へは時間通り、夕方4時50分に着いた。


バゲッジルームでのスーツケース受け取りもスムーズにいった。
スーツケースを自宅に送る宅急便も、復路の送り状を見せたら1分ほどで終わった。
電車も定刻通り来て、天王寺での乗り換えも、すぐ電車が来て乗った。
当たり前だが、全てがすんなりといく。

「ああ、日本ってホントにいいなあ~。」と、改めて思いました。