撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

着付け教室

2005年09月05日 | Weblog
今日、久し振りに教室に行った。
夏休みで一ヶ月半も休むと、何か行くのが億劫になってしまうのは、子供の頃の
夏休みにすっかり生活が浸かり、二学期に体がなじめないのと同じ。
でも、宿題がないのであの頃より気が楽。その代わり、久し振りに友達に会い、
どんな風に変わっているかな~ってうれしい想像をした、あのはしゃいだ気持ちもないけど。

あの頃と違うのは、休んでいる間に習った事をすっかり忘れてしまっていた事。
細かい動作など、見事に記憶から抜け落ちていて、自分ながら愕然とした。
しかし、同じ年代の人達は私と同じだったので、自分だけじゃないと、なにやらホッとする。
う~ん、また、行ったりきたりの停滞学習がはじまるのかと思うと、先生に悪い気がするが、
すっかり悟っていらっしゃる先生は、「休まなくて出席するだけでいいんですよぅ」等と仰る。
初心者の私から見たら、ただ着るだけなのに4年も5年も習っている先輩達を見るにつけ、
極めるのも大変だなあと思うが、まあいい、私は何とか一人で着られるだけが目標。

四苦八苦したが、何とか3度目にサマになった。
着終わって、ふう~と正座をして休み、皆の着付けを眺めながら、フト斜め前の鏡に
目をやると、そこに母がいるように見えた。アレっと思い、よく見ると自分だった。
今日は、母の着物と帯を練習用に持って行き、まだ暑いので髪もアップにしていたせいか、
自分でもビックリするくらい、鏡の中の自分は母にそっくりだった。

女性的な母と体育会系だった私は、ちっとも似てなかったが、いつの間にか世間で言われている、
娘の未来が見たかったら母親を見ればいい、という言葉通りに、年月を経た今、外見だけでも
そのようになってきているのかもしれない。
母が生きている間に、着物が好きだった母に習っておけば良かったのに…。
母も嬉々として教えてくれただろーに…と、母を思い出してちょっとおセンチになってしまいました。