Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

養老渓谷と小湊鉄道の旅(3)

2017年07月25日 | 日記
いよいよトロッコ列車に乗る。
上総牛久発12時54分、養老渓谷着13時53分約1時間の旅で
ある。
牽引するのは、蒸気機関車もどきのディーゼル機関車である。
もどきであるが雰囲気としては良く出来ている。あまり鉄道を知らない
子供たちや女性などは本物の蒸気機関車と見間違えるであろう。

ご丁寧に煙突から煙に似せた白い蒸気が出る仕掛けもある。
前面の煙室ドアが開き、そこにペットボトルの水を入れていた。
多分、それが蒸気の素になる水なのであろう。
汽笛も蒸気機関車と同じような音がする。

客車はトロッコなので2軸車。2軸貨車と同じなので、振動が直に伝わり
横揺れ、縦揺れも激しい。
これは、鉄道ファンにとっては原点の鉄道に乗った感覚で楽しい。
ただ参ったのは兎に角、暑いのである。両サイドは窓がないので風が
気持ち良く流れてくると思っていたがそれほどでもない。
それよりも天井がガラス張りになっており、展望は良いが強い日差しに
レンズの役割をするのか、蒸し風呂に入ったような感覚である。

4両編成の前後が、展望車両でなく窓ガラスが入った密閉車両でエアコンが
入っている。
里見駅を過ぎた頃、女性車掌の小母さんに頼んでその車両に逃げ込む。
多少は展望車よりマシである。あのまま乗っていたら熱中症になるかも。
それは大袈裟だが、いろいろな体験をさせてくれたトロッコ列車。
無事に養老渓谷駅に到着する。

養老渓谷と小湊鉄道の旅(2)

2017年07月24日 | 日記
トロッコ列車に乗る前に、小湊鉄道の普通の車両に触れておきたい。
昨日の車両区に並んでいたキハ200系が主力車両である。
五井から養老渓谷、そして終着駅の上総中野まで1時間強。
それほど長い時間ではないが、すべてがロングシート車である。

どちらかと云えば、観光用の路線色が強い鉄道である。
もちろん平日の朝夕などは通学、通勤の乗客もいるのであろうが、
この車両が満杯になるとは考えられない。

JRの五井駅のホームから、あの濃いクリーム色と赤色の車両を見て、
さあ楽しい鉄道旅に出掛けようと逸る気持ちを押さえて乗ると
写真のようなロングシートの情景が飛び込んでくる。
いっぺんに夢からさめた気持ちになる。
トロッコ列車も良いが、全車両とは云わないまでも一部クロスシートへの
変更を小湊鉄道には一考してもらいたい。

養老渓谷と小湊鉄道の旅(1)

2017年07月23日 | 日記
小湊鉄道は、千葉県の五井から半島の内陸に進んで行く路線である。
非電化で単線の鉄道であり、小湊とは外房の安房郡小湊町(現鴨川市)
を目指して着工された。
工事は、戦前の陸軍鉄道聯隊の鉄道施設訓練の一環として一部開通した。
結局、戦争になり上総中野までで外房に辿りつけなかった路線である。
ただ上総中野で国鉄時代の木原線(現いすみ鉄道)と繋がっているので
大原には行けるのであるが、この二つの路線の乗入れはやっていない。
木原線は、名前の通り内房の木更津から外房の大原までを結ぶ鉄道として
着工された。
ただ目的地は変わったが、内房と外房は鉄道で繋がったのは事実である。

東京駅を10時33分発の京葉線に乗る。蘇我で乗換え11時37分に
五井に着く。12時10分五井発のディーゼルカーで上総牛久まで行く。
ここでいよいよトロッコ列車に乗り換えて、養老渓谷までガタゴトと
揺られながら進むのである。

その前に後でわかったことだが、東京駅を10時55分の君津行に乗れば、
面倒な乗換えなどなく五井に12時1分に着く。
多分、小湊鉄道の12時10分発は、この電車と乗継ぎをしているのだと
分かる。鉄道ファンを自負している私が、幹事に適切なアドバイスを出来
なかったことが情けない。
五井車両区に居並ぶ、小湊鉄道キハ200系車両群。

写湯の旅に出る

2017年07月20日 | 日記
明日から写湯倶楽部の総会で千葉の養老渓谷温泉へ行く。

元会社の先輩、後輩と尚且つ気の置けない仲間の温泉と写真撮影を
楽しむ旅である。
2002年11月末に第1回目を行って、今年で16回目を迎える。
良くぞ続いたものであるが、今回は幹事が鉄道ファンに気を使った訳
ではないと思うが、小湊鉄道に乗り、またトロッコ列車にも乗車する
楽しみな計画を立ててくれた。

昨年は、同時期に伊豆大島に行った。このブログで旅行記を綴ってから
早や1年が経った。
写湯倶楽部の「写」の方のイメージ写真。
砂の浜で利島を狙っている面々。(この6名の中に私の後ろ姿もいる)

写湯での蔵出し写真の電車(3)

2017年07月19日 | 日記
過去の写湯倶楽部の総会で行った蔵出し鉄道関連写真。3回目。

ご存知185系・特急用電車。誰がご存知なのと聞かれると困る。
2014年6月、修善寺温泉に行った時の熱海駅での分割発車。
185系特急車両は、153系(急行用車両)の置き換えとして、急行
列車、特急列車、はたまた普通列車にも使用する当時の国鉄の新しい
試みも含んだ車両として誕生した。

誰もが頭に浮かぶのは、この「踊り子号」に運用されている姿であろう。
写真は、「踊り子115号」の熱海駅で、先に発車するのが伊豆急下田行。
左側が我々の乗って来た「踊り子115号」修善寺行である。

この185系電車もJR東日本が数年以内には引退させる方針を発表して
いる。そう云えば先日の「ブラタモリ」で元大宮工場を紹介していたが、
この185系の全般検査の様子が放送されていた。
多分最後のご奉公のための検査であろう。
3回ほど蔵出し写真で電車の話題を勝手に投稿したが、まだ走っている姿が
見られる。
しかし115系、107系、そして185系が消える日が近づいているのは
間違えないようだ。