川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

シーユー・レイターありがとう、インナ・ホワイル・クロコダイル

2007-03-17 21:17:56 | ひとが書いたもの
ハイペリオンの没落〈上〉ハイペリオンの没落〈上〉
価格:¥ 903(税込)
発売日:2001-03
ハイペリオンの没落〈下〉ハイペリオンの没落〈下〉
価格:¥ 945(税込)
発売日:2001-03

千葉との往復の間に読了。
こってりとした、しかし、「普通の」SF。
普通であることに意義がある作品というのは、すばらしい。

これだけのページをめくる気力のある読者は、最後に必ず報われる。

本質的な問題ではないけれど、著者の日本趣味は、サイバーパンクの流れなのだろうか。
それこそ、ニューロマンサーのチバシティのように。

日系と思われるラストネームがかなり出てくるし、そもそも、ニュー武士道やら、禅グノーシス教だの、ありとあらゆるところで、日本趣味がほとばしる。
それもまた、楽しめた。

あ、このエントリのタイトルは、作品中のキーワードを、日本趣味で読み直してみました。
実際、日本語を学ぶ英語圏の人たちは、「ありがとう」を「アリゲーター」に関連させて覚えること、あるのですよ。
本当は、Robert Guidryのロックンロールなわけですが。

「星と半月の海」の打ち上げなど

2007-03-17 06:36:38 | 日々のわざ
R0010223昨晩は、「星と半月の海」の打ち合わせやら、書籍から雑誌に異動になったAさんのかわりに、新担当になってくださるTさんとの挨拶など。
そうそう、今、カード会社のDCの会員情報誌「GRAN」(65万部って、実はすごい部数が出ている)に、「星と半月の海」についてのインタビュー記事が出ている。これは、DCのゴールドカードを使っている人のところに届くみたいです(入会後1年間)。

ちなみに、このページで、ぼくが自分の本以外のものを二冊推薦することになっていて、それが遠藤秀紀とハインラインという不思議な取り合わせになってしまった。それはそれで、必然的なチョイスなのです。

それにしても、これだけ紙幅を使った素敵な紹介をしていただけたら、本が書店に平積みになっているうちならかなり効果があったかもしれないのになあ。という気が致します。ほんと、仕方ないことではありますが。
そうか、ぼくが年末年始、いなかったことも大きいのですね。

きょうはこれから、秋津小学校へ。
岸さんのホームグラウンドを初「視察」。
これからも、なんどもお邪魔することになりそうな予感はかすかにしていて、とりあえず、一人でひっそり行ってきます。

ぜんぜん関係ないけれど、桜川ピクニック、アマゾンではもう古本がリストに出てます。
配本の週に!
これって、ぱっと買って、ぱっと売る人がいるってことなんですかね。
うれしいような(ぱっと買ってくれたから)、切ないような。
もっと切ない可能性については……考えずにおこう(苦笑)。