川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

疫学を語るために読んでおこう!という三冊

2006-11-10 11:27:39 | ひとが書いたもの
喫煙関連エントリで来訪者が多い今、ささっと紹介。
疫学ってなによって人は、読んでくださいという本を三冊。いずれも実務家というよりも、知識として知っておきたい人むけ。

宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2005-12
まずこれは肩慣らし。地球を征服しに来たしまりす君と一緒に医療統計を勉強しちゃってください。こういう書評も書いたことあります。
ちなみに、この本を読んだ方から、「医療統計と疫学はとうちがうのか」という質問を受けることがあるのだけれど、なんと答えるのが適切ですか>津田さん。

市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2003-10

で、その津田敏秀さんの入門書。
これもエントリーレベル。たばこの問題が気になっていて、とはいえ疫学って何? というような需要に応えてくれてあまりあるでしょう。

ロスマンの疫学―科学的思考への誘いロスマンの疫学―科学的思考への誘い
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2004-08

さらに、それで興味を持ったら、こちらまで。
ロスマンは、疫学の泰斗。彼の教科書の翻訳が望まれて久しいけれど、こちらは入門書。でも、がっつりといろいろ書いてあるので、統計学の専門的なトレーニングを受けたことがない人(たとえばぼくみたいに、大学教養過程であつかった程度)ががんばって読むのにちょうどいいです。