桒田三秀税理士

公式HPは「桒田会計」で検索

偶然という橋

2011-05-26 07:32:32 | 日記
 私はへそまがりなので、いわゆる名言というものにはほとんど感動することがない。しかし、なるほどと思う言葉に出会ったので紹介してみたい。

 「運命は努力した人に偶然と言う名の橋を架けてくれる」

 韓国映画の「猟奇的な彼女」のセリフだとか、ナインティナイン岡村隆史の言葉だとか言われている。どちらでも良いが努力の嫌いな私は、いたく感動した。

 こんな私も一生のうちであれほど努力(苦労)したことはなかったという思いが一度だけある。大学卒業間近のことだ。大学二回生までは順調に単位を取得していたものの、三回生の時遊びすぎてほとんど単位が取れなかった。それでも四回生で頑張れば十分挽回できる残り単位だったのだが、試験の時、今まで経験にないくらいのひどい風邪をひいてしまった。

 これを逃すと留年になってしまうが、進路も決まっていたので休むわけにはいかない。起きることもままならなくて、とりあえず試験だけは受けなければならないと文字通り這いながら学校へ行って四日間の試験を受けた。

 その時、女子禁制の男子下宿に手作りの弁当を持ってきてくれた、(当時としては)可憐な少女がいた。

 風邪に打ち勝つ努力をした男に、神様は「弁当」という橋を架けてくれたのだ。(そっちかよ)

 男子学生はその弁当に惚れ、二人は結ばれたのです。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クレヨンしんちゃんと諸葛孔明

2011-05-25 07:37:05 | 日記
 何を隠そう私は「クレヨンしんちゃん」の大ファンである。それゆえ作者の臼井さんが亡くなられた時はショックだった。

 「クレしん」のコミックを全巻持っている。1巻から49巻まで寝室の棚に並んでいて、同じく全巻揃っている「三国志」と交互に寝る前に読んでいる。

 不思議なことに「クレしん」は巻が進むごとにストーリー性が高くなり、メッセージ性が強くなる。筑波大学の徳田克己教授は「クレヨンしんちゃんは子供の教科書」とさえ述べている。

 ん?「子供の教科書」?

 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

努力できる才能

2011-05-24 07:40:08 | 経営
 少し前の話になるが、ジャイアンツの小笠原選手が2000本安打を達成した。

 千葉県出身の同選手は同じ年代を過ごした高校球児の間でもほとんど目立たないばかりか、高校入団時も監督が獲得をためらうほどの平凡な選手だったという。

 結果、高校時代はホームランを1本も打つことなく卒業。NTT関東に5年間在籍したのち、日本ハムにドラフト3位で入団した。以来、ホームラン王、首位打者、両リーグにまたがるMVPなどを獲得。

 高校時代これほど無名でプロ入り後に大成した打者は珍しい。それには1にも2にも練習だったという。練習すればうまくなれると分かっていても練習できない選手もいる。努力できるのも才能だ。

 小笠原道大選手。あまり好きではないジャイアンツにあって、数少ないお気に入りの選手である。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公務員の職責

2011-05-23 06:41:00 | 日記
 このたびの震災の復興にあたっては、自衛隊、警察、消防、自治体の職員の方たちの尽力なくして成しえないことは万人の認めるところだ。

 中には自衛隊の車列に向かって、感謝のあまり手を合わせる人さえいる。そうした気持ちに水を差すわけではないが、良く考えると彼らは公務員であり、給料をもらって被災地で活動しているわけだ。

 職務命令で復興事業に参加することが尊いことでないとは言わないが、冷静に考えると当然のような気がするのは私だけだろうか。それに対して、自分の仕事を投げ打って無給で復興に尽力している民間人はたくさんいる。

 そういう民間人は普通にやっていれば収入を得られたはずだ。それを考えると、より賞賛されるべきはどちらか明らかなはずだ。

 私の大学の後輩で女性行政書士のE・Bさんは、地元にいれば十分な収入が保証されていた人なのに、それを捨てて現在被災地でボランティア活動をされている。

 本来、こういう人が真に称賛に値する人ではないだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

税務調査官の目 その55

2011-05-22 07:47:44 | 税と会計
 税務署には「特別調査部門」がある。この部署は、税理士にも納税者にも都合を聞かず突然複数で調査にやってくる。

 したがって、通常の調査とやり方も違う。呼びもしないのに突然来るのだから「よくいらっしゃいました」とは言われない。反感を買うのを承知の上なので、ある程度の確証と自信を持っている。

 納税者に無断で銀行・取引先への反面調査を行うことは勿論、納税者の店や会社を見張って出入りの客や業者を確認したりもする。調査開始の前には客を装って様子を伺いに行くことも多い。

 タダでは終わらない。それが特別調査部門「トクチョウ」の調査だ。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする