中国人観光客の「民度」が話題になっている。
多くの場合、マナーを非難するものだが、日本人も30年前はヨーロッパでの
同じような振る舞いが非難されたものだ。
昨年12月、中国ハルビンの5つ星ホテルで隠し撮りされた映像が大騒動になっている。
① 便器ブラシでコップを磨く
② そのコップをバスタオルで拭く
③ バスタオルを便器の水に浸して床を拭く
④ 客の食べ残したスープを、次の料理に使いまわす
とんでもない、と驚くなかれ。
今から40年前には、日本でも同じようなことが行われていた。
ある税理士が学生の頃、京都のあるホテルのビアガーデンでアルバイトしていた。
当時は、ジンギスカン鍋が流行っていて、客のほとんどが注文していた。
下級生の頃は、先輩の指示通り、客から引いた鍋を、丁寧に洗剤を付け、
タワシで磨き、洗濯したタオルで拭いていた。
その税理士が上級生になったころ、画期的にシステムに変更した。
客から引いた鍋を、一斉に並べ、ホースで水をかけ、デッキブラシでこする。
そのあと、床を拭いたり、テーブルを拭いたりした雑巾で鍋を拭く。
こうすると、手間が今までの1/3に激減する。
デッキブラシは、ビールがこぼれた床を掃除したりもするが、
鍋を磨いているのを見て、副支配人から怒られた。
「鍋を磨くと、デッキブラシに炭コゲが付いて、それで床を磨くと
床が黒くなるからやめろ」
そこ?
後輩からの
「雑巾で鍋を拭いて大丈夫ですか」という問いに、税理士はこう答えたのだった。
「鍋は熱で殺菌されるから大丈夫」。
10年後、そのホテルの前を通ったら、駐車場になっていた。
多くの場合、マナーを非難するものだが、日本人も30年前はヨーロッパでの
同じような振る舞いが非難されたものだ。
昨年12月、中国ハルビンの5つ星ホテルで隠し撮りされた映像が大騒動になっている。
① 便器ブラシでコップを磨く
② そのコップをバスタオルで拭く
③ バスタオルを便器の水に浸して床を拭く
④ 客の食べ残したスープを、次の料理に使いまわす
とんでもない、と驚くなかれ。
今から40年前には、日本でも同じようなことが行われていた。
ある税理士が学生の頃、京都のあるホテルのビアガーデンでアルバイトしていた。
当時は、ジンギスカン鍋が流行っていて、客のほとんどが注文していた。
下級生の頃は、先輩の指示通り、客から引いた鍋を、丁寧に洗剤を付け、
タワシで磨き、洗濯したタオルで拭いていた。
その税理士が上級生になったころ、画期的にシステムに変更した。
客から引いた鍋を、一斉に並べ、ホースで水をかけ、デッキブラシでこする。
そのあと、床を拭いたり、テーブルを拭いたりした雑巾で鍋を拭く。
こうすると、手間が今までの1/3に激減する。
デッキブラシは、ビールがこぼれた床を掃除したりもするが、
鍋を磨いているのを見て、副支配人から怒られた。
「鍋を磨くと、デッキブラシに炭コゲが付いて、それで床を磨くと
床が黒くなるからやめろ」
そこ?
後輩からの
「雑巾で鍋を拭いて大丈夫ですか」という問いに、税理士はこう答えたのだった。
「鍋は熱で殺菌されるから大丈夫」。
10年後、そのホテルの前を通ったら、駐車場になっていた。