桒田三秀税理士

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変化を読む

2017-03-09 08:14:35 | 日記
 一般に社員は変化を好まない。

 同じことを同じようにして同じ給料をもらうのか楽だから。

 私が業界に入った35年前、会計事務所にはまだコンピュータが普及していなかった。

 事務所に「オフィスコンピュータ」と呼ばれる1500万円もするコンピュータが鎮座していた。

 大きさは業務用のミシンくらい。

 記憶装置はハードディスクではなく、17インチディスク。

 100個の仕訳データを入れると30分経って結果が出る。

 1個の間違いを見つけて訂正すると、また30分。

 今から考えると信じられないほどの低性能だが、この時代が分岐点だった。

 「これからはコンピュータの時代だ」と判断した所長税理士と

 「そろばんと電卓がいい」というスタッフの声に押された所長税理士。

 その後、どちらの事務所が伸びたのか言うまでもない。

 今ではオフコンからパソコンになったが、

 経営者は判断を迷うと会社をつぶし、社員を路頭に迷わせることになる。
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