メイド・イン・ジャパン

　最初に言っておくけど、今日の話題は「メード・イン・ジャパン」ではなく「メイド・イン・ジャパン」である。

　サムスンやヒュンダイなど韓国勢に対し「日本製」は今や形無しだ。ところが「メイド・イン・ジャパン」に誇りを持てるエピソードがある。

　ロシアの地方部は道路事情が悪く、日本製の四輪駆動車の人気が高い。中でも三菱パジェロが圧倒的な人気を誇っているという。三菱自動車は2010年からロシアでの乗用車の現地生産を開始したが、生産車種のラインナップにパジェロを入れなかった。

　ロシア人のユーザーから「我々はロシア製のパジェロが欲しいのではなく、日本製のパジェロが欲しいんだ」という声が多く聞かれたためだ。高品質で壊れにくいというメイド・イン・ジャパンに対する評価が今も変わっていないことがよくわかる。

　アジアの市場では“とにかく何でも安いものが売れる”という傾向があるが、品質を重んじる欧州では日本製品に一定の価値観を持っていることが判る。

　ところでメード・イン・ジャパンも世界に誇る文化か？