桒田三秀税理士

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マグニチュード

2011-08-03 06:28:38 | 経営
 牛肉が出荷停止になるなど震災の影響がとどまるところを知らない。

 このたびの震災の規模は、当初発表のマグニチュード8.4から8.8に修正され、最終的には9.0になった。9.0は地球規模的に見ても稀にみる大規模な地震だ。

 地震学者の島村英紀氏ははこの修正の経緯に政治的背景があると憤る。島村氏によると、今回の震災は正確にはマグニュード8.4程度で、それが9.0になったのは「当初の8.4だと、専門家が言う想定外の地震ではなく、想定内となり、東京電力のみならず推進派や政府、専門家も揃って責任を追及されることとなるからだ」という。

 多くの関係者が今回の震災はマグニチュード9.0でないと困るのだ。1000年に一回の「想定外」の規模でないと困るのだ。こういったこと聞くにつけ、専門知識を持たない素人が専門家がマスコミで言うことを鵜呑みにする怖さを感じずにはいられない。

 専門家にはスポンサー、研究者には政府の助成金、評論家には特定の政治家がいて都合のいいように喋らせる。

 これでは列車事故を歪曲する中国と大差ないではないか。
コメント
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