まだ終わらんよ!

アズーリのコンテ前監督のユーロ2016でのマネジメント術

 「今、イタリア全土が、この国の全員が、俺たちを文字通り吊るし上げようとしている。曰く『この代表は間違いなくフランスの地で醜態を晒す羽目になる』らしい。OK、ならばやるべきことはただひとつ。その見立てが完全な誤りだったと証明してみせることだ。それを可能にする23人がここに集っている。どの国の代表を相手にしようが、W杯を4度制したイタリア代表である誇りを絶対に忘れるな!」

 先のユーロ2016で下馬評の低かったイタリア代表をベスト8に導いたコンテ監督は、大会中何度もチームを鼓舞したそうです。

 「球際で負けないなど、当たり前だ。」

 「強靭な意志とプライドに裏打ちされた気迫こそが、今大会のアズーリが備えていた最大の武器にして他との違いだったと言える。」

 「イタリア代表青いユニフォームに袖を通す意味を知る者だけがメンバーとして名を連ねている。」

 「要するに、プレーヤーを選ぶ前に、人間として本物の『男たち』を選んだ。ドイツ代表との戦いを終えた直後のロッカールームで流した全員の涙が、まさにメンバー全員が持てる力の限りを尽くした証だった。」

 そして、ピッチでは高く押し上げてくる敵の空いた背後をユベントスイタリア代表DFボヌッチに狙わせ、簡単に全体を押し上げることができなくなさせる、すわなち中盤での攻防で優位に立とうとする。

 コンテ監督は、僕が今一番好きなマネージャーです。

 そのコンテ監督が率いるチェルシーが楽しみです。

 


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