ASモナコの元スペイン代表MFセスクがチェルシーで指導を受けたトッテナムのモウリーニョ監督について、「ある時、バルセロナにいるよりも、ヨーロッパには自分をより評価してくれる監督がいることがわかったんだ。チェルシーでの最初のシーズンで二冠に輝いた時、モウリーニョ監督には本当に助けられた。彼こそが バルサを離れたときに感銘を与えてくれた人だ。彼のチームはバルサとピッチ上での哲学には違いがあるにせよ、『それはそれだ。』と言っていたよ。彼は自分のプロジェクトを僕に伝えた。そして僕はプロフェッショナルとしての自分を優先した。今も彼とは連絡を取り合っているし、友人だと思っている。」 と評しました
一方、バルサで指導を受けたマンCのグアルディオラ監督について、セスクは元スペイン代表MFのグアルディオラ監督を「子供の頃のアイドルだった。」としながらも「グアルディオラ監督とは今はもう何もないよ。彼は僕が最もあらゆること学ばされた人だ。でも、アイドルとして、コーチとしての付き合いだけで何もない。お互いにそう思っていたかは分からないけど、失望させられることもあったし、本当に色々あったんだ。でもそれは話さない方がいいと思う。」 とコメントしました。
それぞれ求めていた役割も違っていたと思いますし、チャンスメーカーやシャドーを求めたグアルディオラ監督よりも司令塔を担わせたモウリーニョ監督の方がセスクの承認欲求を満たしたのだと思います。
また、セスクがアーセナルからバルサに復帰した経緯やバルサ及びグアルディオラ監督へのそれまでの思いも踏まえると、バルサで味わった失望は想像以上に根が深いのかもしれません。