かつてリバプールでプレーした元イングランド代表DFのキャラガーがチェルシーのコンテ監督について、「コンテ監督がチェルシーへの不満を募らせ、今後の状況が不安定なら、彼の引き抜きを狙うクラブが長蛇の列を作るだろう。レアル・マドリーがジダン監督の後任としてコンテ監督の招聘に動く可能性もあり得る。」と、コンテ監督の引き抜きを示唆しました。
その一方で、キャラガーは「それに、W杯予選で敗退したイタリア代表も彼の復帰を要請するかもしれない。実際にそのような話もあるようだが、イタリア代表を率いたし、ユベントスで(イタリア・)セリエA3連覇を達成したのに、母国復帰が彼にとって魅力のあることだとは思わない。」と、イタリア代表復帰の可能性を示唆する一方でコンテ監督の母国復帰には否定的な見解を示しました。
そして、キャラガーは「ただ、1つだけ適したクラブがある。彼の今の家から近く、コンテ監督を強く必要としていて、彼によって多くのポジションが活性化されるだろう。そのクラブはアーセナルだ。ヴェンゲル監督の代役にコンテ監督以上の人間はいないと思う。これが実現すれば、(イングランド・)プレミアリーグの歴史の中で最も賢明な監督交代劇の1つになるだろう。」と、コンテ監督の移籍先にアーセナルを薦めつつ、「アーセナルは近年の平凡な成績から抜け出せないでいる。プレミアリーグでレガシーを残し、最高の指揮官の1人と考えられるヴェンゲル監督への敬意を欠くわけではないが、彼の時代は終わったと昨年から言ってきた。しかし、まだ何も変わっていない。」と批判しました。
続けてキャラガーは「チェルシーはコンテ監督の引き留めに躍起になるべきだ。なぜなら彼はまだまだ多くの成功を掴めるし、ライバルクラブに移ってしまえば大きな脅威になる。チェルシーのフロントがこのことを理解していなければ、アーセナルはコンテ監督の引き抜きに全力を尽くすべきだ。」とコメントしました。
コンテ監督には来季もブルーズを率いて欲しいですし、ヴェンゲル監督の後任にはリバプールのクロップ監督が適任だと思います。