近年若者の車離れ話を耳にしますが、若者にオススメできる国産の新車を勝手に調査すべく、去年の年末に僕を含めたアラフォー3人でいろいろ試乗に行ってきました。
で、やっぱり若者の車と言えば、スポーツカーというか、クーペ=ハッチを除いたドア2枚ではないかと。
でも2シーターはちょっと不便ということで、まずはホンダのCR-Zに試乗に行きました。
ところが、同じハイブリッドでもちょうどマイチェンしたインサイトの試乗車はあったのですが、3店舗回ってもCR-Zの試乗車はなし、、、。
まだトヨタの86&スバルのBRZもない時でしたし、国産の新車で前述の条件をあと満たしているのは、日産にありますが、フェアレディZらはお世辞にも敷居が低そうにみえず、、、。
早くも企画倒れになりそうでしたが、逆に日産で敷居の低そうな若者の向けの車に試乗させていただこうと言う訳で、ジュークの試乗に行きました。
クロスオーバーSUVの中でも人気があるみたいですし、CM観る限りではお値段も手頃そうですし。
で、そのジュークなのですが、正直個人的にはあのエクステリアがいまいち好みではなかったのですが、実物を間近でリアのドアがアルファロメオの156風に2ドア風になっていたりとなかなかカッコイイ。
以前現行のマーチに試乗した際も間近で観てスタイリングの評価が変わったように(⇒その時のブログはコチラ)、ジュークも変わりました。
ただ、マーチや以前ティーダラティオに試乗した時同様(⇒ティーダラティオに試乗した時のブログはコチラ)、Dレンジしか使いようがないストレートシフトは僕からエンジンを操る楽しみを奪い、ダイヤルゲージでのノーマル&スポーツ&エコのモード切り替えではその穴を埋めることはできず。
また、足回りも必要以上に固すぎる気がし、やっぱり僕は日産と分かりあえないと思いました、、、。
そして、何より驚いたのは、モダンな快適装備を纏わせた時のそのお値段。
あえて書きませんが、スペシャリティーカーとしてはモダンで最高だと思う反面、物足りなさが出てくる値段でしたし、自分たちは20代前半の頃に同じ値段で買えた車を思うと割高感は否めず。
もちろん僕の金銭感覚でのお話ですが。
ただ、若者が車離れしているのではなく、車が若者から離れていっているお値段のように思いました、、。
もっとも世間から離れているのは僕の方かもしれませんが、、、。
ジュークの見積もりに意気消沈した一行が次に向かった先はトヨタでヴィッツ。僕たちに残った選択肢は、ダウンサイジングしかありませんでした。
正直3代目となる現行のヴィッツにまったく期待をしていなかったのですが、スズキのスイフトやホンダのフィットには見劣りしますが、マーチやマツダのデミオよりも全体的な質感はヴィッツの方が上回っていると思います。
先代に比べると足回りも引き締められたとように思いましたし室内も広々ですし。
そして、ゲート式のシフトレバーはエンジンを少しでも操る楽しさを僕にもたらしてくれましたし、 試乗したのは1.0リットルのベースグレードだったのですが、これならスポーツグレードのRSにも乗ってみたいと思いました。
また、初代のヴィッツが出た頃に「CGTV」でユーミンの旦那さんが(ヴィッツの登場で)カローラやマークⅡはもういらなくなると発言されていたのですが、3代目のヴィッツに試乗したことでその時の発言を思い出すと同時に、さらに共感しました。
一方で、若者の車離れを嘆くのでなく、身近な車、具体的にはBセグメントの魅力を伝えることを忘れているようにも思いました。
そんな思いを胸に、最後に向かったのがVWのポロ。このクラスのベンチマークを体験してみたい気になったからです。
で、試乗した感想ですが、僕はもちろん3人全員の去年のカー・オブ・ザ・イヤーは、満場一致でポロに決まりました。
もちろんおととしエントリーされていたのは承知の上ですし、1.2リットルのTSIがターボ+スーパーチャージャーではなく、実はただのターボでも関係ありません。
シフトレバーが+が手前のゲーセンシフトではなく、マニュアルは1速当たり前で加速は2速からだろうと思う僕としては使いにくいと思う手前がマイナスのシフトでも関係ありません。
快適装備も国産車に劣っています。
でも、ベースグレードにもかかわらず、ターボの加速感が楽しくてしょうがなかったですし、CR-Zのことは忘れてしまいました。
また、その日の夜はこれ以上ポロが欲しくなるといけないので、3代目クワヒロカーのSX4でドライブをしまくり、気を紛らわせるようにしました。
もちろん自分自身を言い聞かせる部分もたくさんありましたが、、、。
そして、86&BRZの登場した今、ジューク見積もり基準での考えですが、CR-Zは完全に忘れ去られるような気がします、、、。