まだ終わらんよ!

14年目の慰めの報酬

 BS6で久々に007の「慰めの報酬」を見ました。

 前作「カジノ・ロワイヤル」の時に比べると髪型がちょっと変ですが、やっぱり何度見てもダニエル・クレイグジェームズ・ボンドは「カジノ・ロワイヤル」からの「慰めの報酬」が一番カッコ良かったと思います。

 一方、「スカイフォール」以降は、ダニエル・クレイグボンドが急にベテランになり、急に石鹸を泡立てて髭剃りをするキャラに変わって「カジノ・ロワイヤル」からの「慰めの報酬」までにあった魅力、キレを失った感じがします。

 また、作品へのお金の使い方というか、「スカイフォール」以降はボンドの所謂嗜みも変わってしまった感じがします。

 「慰めの報酬」でもボリビアで用意されたホテルを別のホテル、それもスイートルームに変えるシーンがありましたが、これってボンドの魅力の一つでもあると思うんです。

 博学故のさりげなりこだわり、そして、それを嗜む。

 お酒然り、食事然り。

 それが「スカイフォール」以降は髭剃りぐらいにしか感じない、すなわり余裕がない、お金がかかってないと思えてしまう訳です。

 「スカイフォール」以降もウォッカ・マティーニシャンパンを飲んでいるのかもしれませんが、初代のショーン・コネリーや3代目のロジャー・ムーアボンドみたいにドンペリにこだわったり(それも敵に出されたドンペリの年代にかならずケチをつける)、5代目のピアース・ブロスナンボンドのようにアストンマーチンDB5のコンソールにボランジェがしこんであるようなことはなかったと思います。

 そして、このボンドのこだわりや嗜みがあるからこそ、ボンドの魅力はもちろんボンドカーボンドの時計もより魅力を放っていると思いますし、それは古風からくるものではなかったと思います。 

 

 

 


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