月明かりの下の独り言

こちらに舞い戻って参りました。
こちらで、ちょっくら暑苦しく真面目な話題に、取り組んでいきたいと思います。

聖火リレー騒動に思う

2008-04-28 | 平和について
オリンピックは、平和の祭典、、、なのかもしれないけれど、理念的にはそうなのかもしれないけれど、そして、そんな平和の祭典、アスリートの純粋な努力が、実力が発揮される場、なのかもしれないけれども。

だけど、政治が、そして人々の様々な想いが、聖火リレーという場で発揮される事を、それほど嘆く必要もなかろうと思う。

日本のメディアではとかく中国の人たちの行動が、おかしい、なんなんだあれ?ってな感じで取り上げられる事が多いけれども、そんなにおかしいのかなぁと私は思うんだ。

この間は、あんな事書いちゃったけど。
それでも、チベットのことに彼らが過敏に過剰に反応しているだけではなく、彼らが大事にしている中国という存在が、今回は余りにも傷つけられ、おとしめられてしまった、と感じるからこそ、今回はあんな騒動になってしまったのだと思うんだ。

日中の歴史認識問題、というよりも、もっと現代的な問題。

彼らが大事にしている「国」。
これは、日本人にとって、ちょっと理解しがたいものなのかもしれない。

戦争になった時に、真っ先に逃げると答える若者の多い国、日本。
なのに、行政には過大な要求をする。

責任を持ち、形づくっていく。関わっていく。
そこに、やっぱり、自分の所属する共同体、う~ん、共同体って言葉はちょっと使いたくないんだけども、何らかの実態を持った団体、それがクラスだろうと、会社だろうと、地方自治体だろうと、国家だろうと、それを守ろうとする意識は日本人ちょっと希薄なんじゃないかと思う。

まあ、そういう自分も、投票機会はほぼ必ず逃さないようにするけれども、ちょっと客観的&悲観的&傍観者的であることは否めない。

だけど、だからって、ああやって一生懸命になる人たちの気持ちを、バカにすることってしちゃいけないんじゃないかと思うんだよね。

大切にしてるものが、あるんだよ。
そういうキモチを、理解できないで、人間は、世界は、ひとつになれる、なんて絵空事ばかり言ってちゃいけないんじゃないかと思うのよ。

なんだかね、最近ジョン・レノンのイマジンを、あんまり素直に聴けない自分がいるの。
世の中が、ひとつになるなんてこと、ないんだよ。
みんなが違うんだよ。
大切にしてるものは、違うんだよ。

なんとなく、そういう想いを強くした、聖火リレー騒動でした。

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