月明かりの下の独り言

こちらに舞い戻って参りました。
こちらで、ちょっくら暑苦しく真面目な話題に、取り組んでいきたいと思います。

迷惑を回避せよ!!という強迫観念?言い訳?

2008-04-02 | つぶやく
<映画>中国人監督「靖国」上映中止 「抗議で近隣迷惑」5映画館自粛
gooニュースより

以前から、一部自民党議員によって試写会要求が出され、どうやら3月12日に異例の試写会も行われていたこの映画。
今朝の朝日新聞にも、この上映中止の記事があった。

「騒ぎになる」「迷惑になる」
確かに、そういったことは回避しなくちゃいけないのかもしれない。
この映画がどんなものなのかはあまり知らないんだけど、日中関係、これは政府間に留まらず、個人レベルに至っても、多少なりとも問題のある事柄であり、そして目を背けてはいけない問題に関わる映画と思われる。
こういったことに関しては、騒動が起こっても仕方ない、というか、騒動を回避するという名目で、封殺してしまうことの方が、目を背けてしまう方が、問題ではないのかと思ってしまう。
むしろ、なにか問題が起こった時に、今の状況がどんなモノなのか分かるし、何か考えるきっかけができるんじゃない?
問題の程度にもよるけどね。


なぜ、問題になることを、迷惑が掛かることを、それ程までに気にするのか。
気にするなら、もっとすべきことがあるんじゃないか。

そんな気がするのは、最近のガソリン騒動。
私は、この騒動に関しては巻き込まれるのがいやだったので、3月31日の夜にガソリンを満タンにした。
いつも行ってるガソリンスタンド以外に行く気はないし、そこでガソリンの在庫がなくなってしまうことがいやだった。
確かに、大きな値下げだけれども、なぜそこまで買い控えをし、なぜそこまで安くなったスタンドに殺到するのか。
事業所、たとえば輸送業界やガソリンスタンドが迷惑するのは、ちょっとばかり許せないが、こういったことに右往左往する消費者が迷惑するのは、ちっともかまわない。

マスコミは、こぞって昨夜からガソリンスタンドでスタンバイし、機会があればバカのひとつ覚えのように中継したり、特に変わり映えのしない、同じような意見をスタンドにやってきたお客さんに求めたり・・・。

DVDに取った番組ばかりを見ているから、リアルタイムでニュースを見ないし、この話題になるとなんだか不愉快でチャンネルを変えているので、断言はできないけれども、マスコミは混乱を心配するというよりも、おもしろがってるようにしか見えない。
消費者に、極端な行動を控えるようにという呼びかけをしている番組は、ひとつもない。

日本の消費者よ、マスコミに躍らされずに、賢くなろうよ。
値上げで大変なこの新年度。
我が家も決して楽ではないけれども、どちらかというと火の車に近いけれども、それでも声を大にして言いたい。

チラシを見て少しでも安いところに奔走するのが、賢い消費者なの?
ガソリンが安くなったからって、タンクを満タンにして、ドライブ行けるってはしゃぐのが、今の流行の「エコ」を気にしてる賢い消費者なの?



マスコミは、いろんなところが、ぶれてるね。

ついでに福田さん、消費者力、みたいなものを向上するって言ってるけれど、もっと国民に注文つけても良いんじゃない?

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2 コメント

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靖国 ()
2008-04-02 19:22:45
「上映中止を求める電話がかかったり、周辺で抗議行動」があったり。
映画館に上映を中止する決断をさせるほど、それはそうとうなことだったのでしょうね。
そのそうとうさが私はおそろしい、と思います。
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>夏さん (くぅ)
2008-04-03 10:12:52
そうですね。内容はおそらくそれほど批判的とも思えない映画なんですが、中国人の監督がこういうテーマで・・・というだけで、敏感に反応する人も多いのではないかと思います。
そして、抗議したいと思う人たちの声は、数の割に大きいような気もします。

今回の騒動は、日教組の大会を拒否したどこかのホテルと同じような対応ではないかと思っています。
日本の空気が、少し保守化している、のかもしれませんね。
経済も政治もあまり思わしくない現状で、何かに誇りやよりどころを求めているのかもしれないな・・。
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